日本の暗号小説
作者名 西村 京太郎
経歴 1930年、東京都生まれ(本名:矢島喜八郎)
東京府立電機工業学校卒
臨時人事委員会(現人事院)、パン屋の住み込み運転手、私立探偵、警備員等
主要な作品 1956:「301号車」:講談社長編探偵小説コンクール候補作
1957:「二つの鍵」:第3回乱歩賞候補作、1960:「醜聞」:第6回乱歩賞候補作
1962:「痛める心」:第5回双葉新人賞入選、63:「歪んだ朝」:第2回オール読物推理小説新人賞入選
1965:「天使の傷痕」:第11回乱歩賞受賞
1981:「終着駅殺人事件」:第34回日本推理作家協会賞受賞
「D機関情報」、「太陽と砂」、「名探偵なんか怖くない」、「赤い帆船」、「消えた巨人軍」、
「仙台・青葉の殺意」、「明日香・幻想の殺人」、「四国情死行」、「十津川警部の対決」
「寝台特急殺人事件」等多数のトラベルミステリー
作品名 L特急「しまんと」殺人事件
初出版:H1,4:実業の日本社
      (JOYNOVELS)
発行日:平成4年6月25日
出版社:角川書店
形式 :角川文庫
目次
第1章 青い海の国       第2章 足摺岬
第3章 疑惑            第4章 海中展望台
第5章 祈る男           第6章 呪殺
第7章 霊力との戦い       第8章 誘拐
第9章 脱出阻止         第10章 奇妙な本
終章 再出発
ストーリーの概要
刑事・三田村は、四国に出たまま行方不明になってしまった叔父夫婦を捜すため、従妹に頼まれ四国に行く。ところが、途中の特急「シマンと」の車中で殺人事件が発生し、さらに足摺岬での転落死事件を巡り、叔父が殺人事件の容疑者として追われることになる。十津川と亀井は新興宗教の周辺が怪しいと見て解決に向う。
暗号について
殺された職場の仲間が遺した本。十津川はこの本が暗号に使われているのではないかと推察するが、結果は違った。
作品名 神戸 愛と殺意の街
初出版:H10.3、新潮社

発行日:平成12年2月1日
出版社:新潮社
形式:新潮文庫
目次
第1章 事件
第2章 神戸
第3章 身代金
第4章 愛の街
第5章 焦燥
第6章 メリケンパーク
第7章 夢と死と
ストーリーの概要
「神戸の悪党」と名乗る人間から、ビール会社、銀行などに送られた脅迫状。それに続く巧妙な現金強奪事件。十津川警部は事件の鍵を求め、神戸へ。容疑者は、様々な作戦を使い十津川と渡り合う。男は地震で被害を受けた神戸復興の「夢の計画」実現に向け、挑戦する。
暗号について
脅迫状の回答を新聞の3行広告に乗せろと言う犯人の要求。その広告が暗号。
作品名 東京発ひかり147号
初出誌:小説NON:H13.2〜8

発行日:平成13年9月10日
出版社:祥伝社
形式:NON・NOVEL
目次
第1章 第1の殺人
第2章 予知能力
第3章 接点
第4章 メールの少女
第5章 宙でゆれる
第6章 ヒミコと呼ばれる女
第7章 逆転
ストーリーの概要
4月8日に何が起きるのか?多摩川の川原で殺された少年・中原の謎の英字メモ。当日、東京発ひかり147号で宝石店社長・井原久美が毒殺される。かって超能力者としてマスコミを賑わした少年は、死後の殺人を予知していたのか。続いて久美と関係する三人のおとこが次々に殺される。
暗号について
カレンダーに残された11文字の英字のメモ。A〜Iまでしか使われていない。数字か?カレンダーとの関係は?単純な換字暗号
作品名 発信人は死者
西村ー発信人 初出版:1977.11:光文社
(カッパノベルス)

発行日:昭和61年3月20日
出版社:光文社
形式:光文社文庫
目次
1 32年目の夏    2 伊509潜の謎
3 トラック諸島   4 金塊
5 南原機関     6 匿名の手紙
7 潮岬        8 パンフレット
9 脅迫状      10 圧力
11 ある告白     12 苦闘
13 サメ狩り     13 海中の戦い
ストーリーの概要
カメラマン・野口浩介の無線機に、決まって御前二時になると弱弱しい電波で救難信号が送られてきた。謎の信号を調査すると、それは旧日本海軍の潜水艦で、32年前に沈没した伊509号からのものだと判明した。そして関係していた元海軍将校の謎の死が続く。真相を追って野口は友人江上周作、氏家由紀子ととトラック諸島へ向かう。戸津川警部も元将校の死の捜索に入る。
暗号について
受信した信号には、旧海軍の暗号が使用されていた。旧軍の暗号システムについて解説されている。