日本の暗号小説
作者名 海庭 良和
作品名 「おくのほそ道」殺人紀行
発行日:1991.9.30
出版社:徳間書店
形式:TOKUMA NOVELS
目次
第1章 雲厳寺の冷たい友
第2章 夜に入りて雷鳴
第3章 松島湾に浮く
第4章 山刀伐峠を超えて
第5章 酒田にて 
第6章 「飛び」古文書
第7章 文月や六日も常の夜には似ず 
第8章 荒海の星 
第9章 くろべ四十八が瀬とかや
第10章 塚も動けわが泣く声は
第11章 ふたみに別れ、行く秋ぞ
ストーリーの概要
大学付属病院勤務の外科医・草加部景子と警視庁刑事・百沢兆児は、景子の親友・繭が、雲厳寺で殺されたという凶報を聞き、殺人現場へ。景子宛てに残された繭のフロッピーには、芭蕉に関する独自の論文が記録されていた。また、景子宛てに残されていて手紙に謎の古文書が入っていた。二人は、論文と古文書の意味を解明しながら、「おくのほそ道」をたどるが、その先々で殺人事件が起こる。
暗号について
論文の中の芭蕉の俳句の配列がおかしい。また違う俳句も入っている。そこに何か謎が隠されている。犯人の名か?
古文書は、虫食い状態で、そこを読み取るのも一種の暗号であろう。
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