日本の暗号小説
作者名 中津 文彦

作品名 黄金流砂
初出版:1982.9(講談社単行本)
発行日:1984.8.15
出版社:講談社
形式 :文庫

第28回江戸川乱歩賞
目次
1 地図にない山
2 義経は北へ
3 第2の殺人
4 二本のレール
5 羽黒山の碑
6 みちのくに黄金花咲く
7 黒鬼の岩屋
ストーリーの概要
新米記者法願総一郎が、赴任の車中であった高校教師の恩師である高名な歴史学者が盛岡のホテルで殺される。義経北行説について論争した郷土史家の老人等の行動が。アリバイが崩せない。判官神社に伝わる忠衛謎の古文書に記された不思議な文字の解読に難航する。ここに殺人事件の鍵が?平泉の絢爛豪華な文化の原動力をなした秘密。暗号推理の興奮も満喫できる傑作
暗号について
古文書に書かれた不思議な文字の解読。漢字以前に日本に文字はあったのか。文字の解読に成功したが、意味が分からない。二重構造の暗号だ。金色堂を魔法陣に見立てて手がかりに。
暗号解読の理論を述べながら解読していく面白みを楽しめる。
inserted by FC2 system