作者名 逢坂 剛 経歴 1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒。
広告会社勤務の傍ら執筆。
主要な作品 1980:「暗殺者グラナダに死す」:オール讀物推理小説新人賞受賞」
1987年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会賞受賞。
「百舌の叫ぶ夜」、「カディスの赤い星」、「逢坂剛の奇岩城」、「イベリアの雷鳴」
作品名 謀略のマジック (「クリヴィツキー症候群」所収) 発行日:S62.1.25
出版社:新潮社
形式:四六版目次
「なし」(短編)
ストーリーの概要 現代調査研究所の岡坂神策のところへ、香山城子が「第2次大戦中スペインが日本の為にアメリカでスパイ活動を行った」事実の調査依頼に来た。岡坂は、第2次大戦中の日米の外交記録やアメリカの暗号解読記録「マジック・サマリー」等から調査を進め、「ベラスコ」というスペイン人がそのスパイではないかと追求していく。暗号名「TO」を米解読機関は「東」と正しく解読しているが、マスコミは「戸」と誤解読してストーリーが展開していくのが面白い。 暗号について 米の「マジック・サマリー」、当時の外務省暗号の実態の概要、日の「大東亜戦争関係・館長符号扱来電綴」等、各種の暗号事例が出てきて面白い。暗号を解く小説ではないが、大戦中の暗号戦争の事実を巧く利用して展開する暗号小説だ。
作品名 遠い国から来た男 (「クリヴィツキー症候群」所収) 発行日:S62.1.25
出版社:新潮社
形式:四六版目次
「なし」(短編)
ストーリーの概要 同じく岡坂が出会う「スペイン内戦のスパイ事案」を題材とした小説。フランコ将軍の反乱により勃発した内戦の取材記者としてイギリスからスペインに渡ったハリーは、フランコ将軍の下で活動する日本人とのスパイ物語。岡坂は、ハリーの話からハリーがソ連のスパイ「キム・フィルビー」では似ないかと推測する。 暗号について ハリーの書いた記事に暗号を織り込んだ形跡ののチェック。治安警察での取り調べの際の見込んだ紙片は暗号コード?等スパイの暗号が出てくる。内容的にはあまり無い。