日本の暗号小説
作者名 高橋 克彦
作品名 倫敦暗殺塔
初出:S63;講談社
発行日:H18.12.20
出版社:祥伝社
形式:文庫
目次
プロローグ
ロンドン 日本人村
東京 鹿鳴館
ロンドン 倫敦塔
東京 精養軒
ロンドン 水晶宮
東京 銀座煉瓦街
ロンドン サヴォイ劇場
ロンドン 日本人村
エピローグ
ストーリーの概要
明治18年(1885)、日本ブームに沸くロンドンで日本風俗博覧会が好評を博していた。
士族平民など百名近くが渡英し日本の日常生活を紹介したのである。同じ頃、清国などと国際緊張高まる明治政府では、井上馨(かおる)らが乾坤一擲(けんこんいってき)の密謀を画策。
そんな折り、倫敦(ロンドン)塔で日本軍人が殺された。彼が持っていたアルファベットの暗号が示すものとは?
暗号について
英国海軍視察目的でロンドンに来ていた桐山が倫敦塔で殺された。
彼が所持していた暗号文。英語(アルファベット)で書かれている。12×10文字が、縦横に書いてある。
英語読み、ローマ字読みでも意味が通じない。
吉備真備の「野馬台詩」を活用した暗号。左右対称に、意味の通じる方向に読んでいく。「BLOODYTOWER」(桐山が殺された塔のイギリス名が、鍵となり解読へ。
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