日本の暗号小説
作者名 安部 龍太郎
作品名 彷徨える帝
初出版:平成6年3月:新潮社

発行日:平成9年3月30日
出版社:新潮社
形式:新潮文庫
目次
観阿弥暗殺、高雄山神護寺、くじ引き将軍、狩野右馬助貞行、遠き故郷、宇嶺の滝、新たな指令、花倉の姫、背振衆の里、異形の帝、清笹峠の決闘、倒幕の令旨、決戦前夜、鎌倉公方、父と子、了俊の暗号、翁の舞、見付天神、後醍醐の罠、離見の見、赤松家と南朝、僚友二人、義昭の首、清浄尼、二人の遺児、囚われの帝、道円死す、再会、赤松左馬助則繁、和議、密謀、将軍暗殺、前兆、嘉吉元年九月三日、同五日、同七日、同十日、大峰山
ストーリーの概要

足利第6代将軍・義教の時代、その擁立する北朝に反抗し、南朝に味方し義教への反抗を画する武将と幕府方との対立。その一人・北畠宗十郎は、後醍醐天皇が世に残したという三つの能面の入手を命じられた。その3つの面が揃うことによって帝の真の力が得られるという。その面を獲得する争闘、将軍暗殺、南北朝対立の歴史等、後南朝時代の物語。

暗号について
2種類の「了俊壁書」。第5条から条文の順番が異なる。また少しづつ文字が異なっている。それらを鍵として解読すると、面の隠し場所が。
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