日本の暗号小説
作者名 伊沢 元彦
作品名 猿丸幻視行
発行日:昭和55年9月10日
出版社:講談社
形式:A5

第26回江戸川乱歩賞受賞作
目次
   プロローグ
1 過去への旅立ち
挿話 猿丸夢幻祭
2 巡遊伶人の末裔
3 猿丸大夫人麻呂説
4 藤枯歌の謎
5 まれびとの墓
挿話 釈超空由来
   エピローグ
ストーリーの概要
百人一首にも選ばれた猿丸太夫の血を引くと伝えられる大学院生の家には、猿丸額の写しがあった。これは暗号文になっているらしく、その秘密を解明すれば神宝が得られるという言い伝えがある。もし、折口信夫なら解けるかも知れないと考え、過去幻視効果のある新薬を飲み、明治41年の折口に同化する。伝説の猿丸大夫と人麻呂の関係は。猿丸一族の村で起きた2年前と現在の二つの怪死事件に直面する。
暗号について
歴史と推理を楽しめる暗号ミステリー。二重三重の暗号歌。これぞ、暗号ミステリー。必読の本
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