日本の暗号小説
作者名 大谷 羊太郎
作品名 殺意の演奏
初出版:S45:講談社

発行日:S50.4.15
出版社:講談社
形式:講談社文庫


第16回江戸川乱歩賞
目次
プロローグ
序章 我が棺を飾るもの   第1章 暗合の深き淵に
第2章 愚者、目覚めたり   第3章 来訪者、西より来たる
第4章 罠と獲物と罠と    第5章 梯子状式思考法
第6章 輪舞する論理     第7章 ”虚構と現実”の詐術
第8章 神、そらにしろしめす
ストーリーの概要
芸能ショーの若手司会者・細井道夫が死体となって発見された。部屋は内鍵が下ろされた密室で死因はガス中毒。机上に遺書と見られる暗号日記が残されており、暗号を解読した捜査当局は、自殺と断定し、捜査を打ち切る。しかし、細井の弟の手により暗号日記が二重構成になっていることが分かり、、細いの知人・浅井が容疑者として浮かび上げる。
この本は、読者にとって、最後の解決が二通りあるといわれ、またある人は一つしかにと言う議論を巻き起こした。
暗号について
現場に残されていたトランプ札も暗号?細井の残した暗号日記は、当初単純な表音記号の暗号として処理。弟により、それが表音記号による二重暗号であることが分かる。
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