作品名 |
錆びたサーベル 日露戦争秘史 明石元二郎伝 |
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発行日:S55.8.25
出版社:集英社
形式:文庫
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目次
「なし」
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ストーリーの概要 |
日露戦争勃発!新生日本が民族の興亡をかけたこの大戦の舞台裏を、影のように駆け抜けた謎の人物、明石元二郎大佐。
祖国の命運を担って、ヨーロッパ各地で謀略活動に奔走、スパイ明石の名を後世にとどめた明治の軍人の心意気を、旅順攻防戦、奉天海戦、そして日本海海戦等をバックにヨーロッパにおける明石の活躍を克明に記述。
さらに帰朝後、再度のヨーロッパ派遣、朝鮮半島おける憲兵隊長、統監府警務総長、台湾総督を拝命し、大将・男爵になるまでの活躍・苦悩も著している。
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暗号について |
* ロシアにおけるあるパーティ
・フランス人とドイツ人との会話において、明石はドイツ語が出来るのに話せないと答え、ドイツ人とフランス人のドイツ語での会話を聴いていた。・
* ホテルで日本語で書いたノートを侵入者に読まれたらしい。・・・侵入者(女中?)は日本語がわからなくても写真に撮られ、そのフィルムを組織に渡せば日本語は読まれてしまう。
*ロシア人女性から
・あなたはよく、手紙の中で暗号を使ってるわね。私たちはみんな解読できる。仲間が分かるの
・へたくそな暗号!普通の文章をただ逆さまに書くだけ
・イロハをロシア文字に置き換えているだけ
・電報も:「赤ブドウ酒500本、チェリアビンスクに送れ」→「歩兵第5連隊、チェリアビンスクを出発」・・・誰でもわかるわ |