日本の暗号小説
作者名 松岡 圭祐
作品名 千里眼とニュアージュ

発行日:2005.12.1
出版社:小学館
形式:文庫
目次
「なし」
ストーリーの概要
(上)
 史上最大のIT企業が設置した“48番目の都道府県”萩原県。そこは全国から集められた800万人の「ニート」たちが暮らす、最先端の福祉行政の地だった。
 だが、住民たちは悪夢にうなされている。炎、地獄の骸骨、そして金縛り。萩原県の地底には巨大な陰謀が眠っていた。 イラクから帰国するや、不可解な速達を受け取った臨床心理士・岬美由紀は再び混乱の渦中へと疾走する。
 岬美由紀の前に立ちはだかる『蒼い瞳とニュアージュ』のヒロイン、宿命の臨床心理士・一ノ瀬恵梨香。そしてメフィスト・コンサルティングのダビデ……。
(下)
 突然、江戸幕末の宿場町に連れてこられた一ノ瀬恵梨香。 謎多きその町でメフィスト・コンサルティング特別顧問のダビデと出くわすが。
 一方でIT産業の帝王に君臨する陣場輝義社長は、秘密裏に埋蔵金発掘プロジェクトを推し進めていた。
 日本経済の根幹をも揺るがしかねない巨額の埋蔵金をめぐり、激しい利権争いが展開されていく。恵梨香の身が危ない―。
 地下二〇〇メートル。埋蔵金の在り処と古文書に記されていたその地の果てに、岬美由紀が見た恐るべき真実とは?
* 著者初の文庫書き下ろし。
暗号について
*社長室の引き出しにあった電卓・・・引き出しの裏を調べると配線が。
 ・霧吹きで電卓に水をかけると・・・・「2,8、+=」が水をはじく・・・指先の油
 ・順番は・・・四つ同時に押す・・・壁際の書棚がスライドし奥の隠し部屋が
*ケースの中に「慶喜御用金御朱印書」・・・所謂埋蔵金の隠し場所が記された文書
 ・古文書が読めない・・・一種の暗号
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