日本の暗号小説
作者名 赤城 毅
作品名 書物狩人
発行日:2007.4.5
出版社:講談社
形式:新書
目次
第1話 教科書に準拠して
 初出:小説現代 06'1増刊号メフィスト
第2話 神々は争う・・・「雷帝の書庫」を改題
 初出:小説現代 05’5増刊号メフィスト
第3話 Nの悲喜劇
 初出:小説現代 05’9増刊号メフィスト
第4話 実用的な古書
 初出:書き下ろし
ストーリーの概要
* 書物は知識を伝える。書物は感情を豊かにしてくれる。書物は遠い異国のことを教えてくれる。
 そして、書物は時として、人を殺し、一国の政治を揺るがすこともある。そんな奇談を紡いでみた次第。
 われこそは書物中毒と自負されるみなさま、お試しあれ。

* 世にでれば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する。
 その存在は謎に包まれ、彼らの活動が表に出たことは一度もない―書物狩人。
 バチカンから獲得を依頼されたギリシア語写本やナポレオンの旧蔵書…。
暗号について
第1話 教科書に準拠して・・・・ケネディ暗殺の「アメリカ国民の歴史」
 * 新聞広告・・・校舎式、本のページ構成を示す数式・・・・一見、暗号
 * オズワルドが不自然でなく受け取れるように教科書に偽装した暗殺指令書
  ・誤植が非常に多い・・・例:「book」→「boho」
  ・誤植を利用した暗号・・・さまざまな指示が織り込まれている。

第2話 神々は争う・・・教会を揺るがす「ギリシャ語写本」
 * 新聞広告・・・校舎式、本のページ構成を示す数式・・・・一見、暗号
 
第3話 Nの悲喜劇・・・・ナポレオンの蔵書
 * 暗号は「なし」

第4話 実用的な古書・・・・イギリスで入手した漢籍「秘史」、実は陸軍中野学校関係者が作成した偽書
 * 暗号は「なし」
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