日本の暗号小説
作者名 池上 司
作品名 真珠湾     12月八日の終戦
発行日:H14.1.25
出版社:角川書店
形式:四六版
目次
プロローグ
第1章 赤煉瓦
第2章 遠望
第3章 企画
第4章 図上演習
第5章 新高山登レ一二〇八
第6章 真珠湾
エピローグ
ストーリーの概要
 世界最強の米国海軍を壊滅させた山本五十六と一人の予備役海軍中尉

昭和16年12月8日、貧しい東洋の島国が明治維新以来の辛苦に耐え、営々として築き上げた世界第三位の海軍力は、その持てる力を遺憾なく発揮して米国太平洋艦隊を撃滅した。
 この日、日本海軍は歴史の頂点を極めたのである。だが、それからわずか4年の後、日本人の誇りでもあった海軍が完全に消滅してしまうとは、誰が想像し得たであろう。
 山本五十六連合艦隊司令長官と、身分を隠し諜報員として活動した実在の予備役海軍中尉―非情な歴史の転換点に立ち会った二人の海軍軍人の姿に、壮絶な近代日本の宿命を重ねて描く。
暗号について
* 軍令部の組織・・・暗号は第4部
* 大和田通信隊の傍受電・・・・パネー号事件
* 外務省の隠語・・・「東の風、曇り」、「マリコは病気だ」
* マジック・・・問題は日本語への翻訳、誤訳、脱落。翻訳者のレベル・アップ
* 新高山登レ1208
* 米海軍通信所の暗号解読・・・鍵の漏洩
* 外務省の最後通牒電、暗号機の破壊
* ハワイ領事館・予備役海軍中尉・降川猛夫の情報活動・・・何故か森村の実名が使われていない。(殺人事件?)
 文庫版(2004.11:角川文庫)
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