日本の暗号小説
作者名 内田 康夫
作品名 しまなみ幻想
初出版:2004.11:光文社
     :カッパノベルス

発行日:2006.9.20
出版社:光文社
形式:光文社文庫
目次
プロローグ
第1章 旅立ちの港
第2章 伯方島の人々
第3章 小さな「探偵団」
第4章 宝物のある島へ
第5章 海賊のいた島
第6章 全国お宝捜索隊
第7章 絶対音感
エピローグ
ストーリーの概要
広島県尾道と愛媛県今治を瀬戸内の島々で結んだしまなみ海道。
その来島海峡大橋から飛び降りたという母の死に疑問を持つ少女・咲枝。
平塚亭で、彼女と知り合った浅見光彦も、その死に疑問を抱いた。
母親は殺された? しまなみ海道を訪れた浅見は小さな探偵団を結成し、咲枝とともに調査に乗り出す。
美しい海と島を舞台に、浅見光彦が活躍する旅情ミステリー。
暗号について
第7章 絶対音感
ピアノの先生・島崎の家で、咲枝は先生には「名前をいえない謎の男」に携帯で電話する。
島崎先生は、浅見から咲枝が行方不明になったと聞き顔色を失う。手掛かりは、咲枝の電話だ。
島崎は、咲枝が携帯で電話した際のプッシュボタンの音から、数字を割り出し、電話番号を求めてはと思う。
島崎は絶対音感に自信があるので、もしかしたらと思い、聴いた音を書き留めていた。携帯電話でプッシュしながら確認し、数字を割り出した。
これも、正に暗号の一種であろう。
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