日本の暗号小説
作者名 矢島 誠
作品名 死者の暗号殺人事件
発行日:?1990.1.8
出版社:大陸書房
形式:新書
目次
プロローグ
第1章 奇妙な依頼
第2章 死者の周辺
第3章 疑わしき人々
第4章 探偵
第5章 描かれた富士
第6章 ある人物
第7章 転回
第8章 真実の場所
エピローグ
ストーリーの概要
事務所開きしたばかりの探偵社に、差し出し人のない郵便が届く。
自殺とされている美山紀美江の死に不審を抱く調査依頼だった。それには、謎めいた彼女の手紙が同封されていた。
差し出し人はいったい誰なのか、そして紀美江の手紙にある大金のありかを示す暗号の意味は?
興味をそそられた所長の亀浜欧次は調査に乗り出すが、その先々で関係者が殺されてしまう。そして、ついに暗号が解かれ、事件は一挙に解決したかに見えたが…。
暗号について
「著者のことば」から
宝探しです。大金がどこに埋められているかを、突き止めるのです。同時に、犯人の正体も明らかにできるかもしれません。手掛かりは、プロローグに書いたとおり。「ふじ」や「ふじさん」という言葉が出てきますが、これで日本のある一点を探し当てるわけです。主人公とどちらが先に、謎を解くか。」
*東遠野絵美からの手紙
 ・金を隠した場所は、「ふじをでるふじにふじさんをくわえる」が示す謎を解き、しかも、そこから明らかになったものに、さらに、「新湯富士と小佐渡富士を乗せ」ると明らかになる
 ・「ふじ」は富士駅? 「特急富士」?
 ・「ふじ」は、ルート5の「2236」?・・・「ふじさんろく・・・」
 ・出発時刻に「223」を足す?
 ・「2236」は、「ふじ三十六」では?安藤広重の浮世絵集?
 ・「新湯富士」と「小佐渡富士」の標高は?
 ・各種要素を合計すると「5000」となる。「5000」の意味は?
 ・5千円札の絵柄は「富士山」。その絵の撮影場所は?
* 差出人の「東遠野絵美」は「とうとおのえみ」→「みえのおとおうと」(自殺した美江の弟)
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