日本の暗号小説
作者名 泡坂 妻夫
作品名 11枚のとらんぷ
初出版:昭和51年11月:?

発行日:昭和54年8月30日
出版社:角川書店
形式:角川文庫
目次
T部 11の奇術
1 奇術 2 バレエ 3 人形劇
U部 「11枚のとらんぷ」
第1話:新会員のために 第2話:青いダイヤ
第3話:予言する電報 第4話:九官鳥の透視術
第5話:赤い電話器 第6話:砂と磁石
第7話:バラのタンゴ 第8話:見えないサイン
第9話:バイン氏の奇術 第10話:レコードの中の予言者
第11話:闇の中のカード
V部 11番目のトリック
4 蚤の市 5 コンテスト 6 クローズアップ
7 奇術講義会 8 ディナー 9 マジキクラブ控室
10 ビッグショウ 11 お別れパーティ
ストーリーの概要
真敷市公民館の創立20周年を祝うマジックショウのフィナーレ、出演者全員が舞台に並び、中央の「人形の家」から水田志摩子が飛び出すはずだった。が、その志摩子は同じ頃、自分のマンションで殺害されていた。その死体の周囲には、「奇術小説集:11枚とらんぷ」のトリックに使われる11の小道具が、壊されて並べられていた。T部とV部の間に短編集が挟まれたユニークな構成。
暗号について
マジックには必ず「タネ」がある。その1つが、仲間との間で決めた「暗号」。例えば、〈もしもし〉と言えばハートのA、〈ハロー〉と言えばハートの3。
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