日本の暗号小説
作者名 北村 薫

作品名 想夫恋    (「玻璃の天」所収)
発行日:?
出版社:大
形式:四六判
目次
「なし」短編

他の収集作品
*幻の橋
*玻璃の天
(「わたしのベッキー」シリーズ)
ストーリーの概要
 昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑むベッキーさんシリーズ第二弾。
* 手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」
 学年は同じだが、組は違う清浦綾乃。肋木に寄りかかり読んでいる本は「あしながおじさん」
 お琴の先生と相思相愛・・・しかし、身分の違いから結婚できないと悲観し、駆け落ち
 
暗号について
* 間諜X27(映画)
 ・入手した極秘情報を楽譜の形に置き換える。音の高さや長さなどが、内容を示す暗号だ。
 ・楽譜は失われても、暗譜していたので、楽譜の暗号は再現できた。

* 想夫恋・・・琴の曲
 ・吉田兼好いわく、あれは「相府蓮」・・・れんは最初の文字がLでも「ラブ」ではなく「ロータス」

*家出した綾乃が残した手紙・・・男からきたらしい・・・暗号文
 「先安赤勝大勝仏勝 負勝 勝先 赤勝 先安 赤安友安」
 ・日記の予定欄に二文字の漢字が書かれていた。・・・3月、5月、8月、10月、12月
 ・3月と10月は、最後の31日の後の欄外に「友安」が書き加えられている。
 ・大の月・・・31日・・・みそひと文字・・・和歌
 ・予定表に書かれた文字から和歌を推察し、そのひらがなを判定し、暦に入れると、2文字に対応する字が判明

* 2銭銅貨の暗号
 ・解読のヒント
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