作品名 |
スターリン暗殺計画 (完全版) |
|
初出版;徳間書店、1978
発行日:1993.5.31
出版社:中央公論社
形式:新書
|
目次
第1章 亡命
第2章 暗転
第3章 謀議
第4章 潜入
第5章 襲撃
第6章 解明
第7章 追跡
第32回(1979年)日本推理作家協会賞受賞
|
ストーリーの概要 |
列強間の緊張高まる昭和十三年、粛清を逃れてKGBの高官リュシコフ大将が日本に亡命した。
貴重なソ連情報を得た参謀本部は極秘に「熊工作」を企てる。大胆不敵な対ソ謀略をめぐって、日・独・ソ諜報機関の暗闘が始った。
スターリン暗殺―実現すれば歴史の流れは変わっていたことだろう。史実と虚構が渾然一体となったドキュメント・タッチで、大戦前夜の熾烈な諜報戦の実像を暴くの傑作歴史ミステリー。 |
暗号について |
*謀略作戦実施上の各種隠語あるいは略語
・地下組織:「高地人」「浮浪者」「喜劇人」「くもの巣」「不平家」
・暗号名:リシュコフ→ワルスキー、スミルノフ→ポスペロフ・・・では「レーオ」は誰か?
*リュシコフ夫妻の亡命時の合言葉・・・「妾の接吻を送る」
*ワルシャワの大使館からの電報・・・「冬用のマントを送れ」
*参謀本部18班・・・無線傍受、当時は空界防諜といい、スパイの無線を傍受、解読 |
初出版時の本(「第7章 解明」がない) |