日本の暗号小説
作者名 江戸川 乱歩
作品名 探偵小説の「謎」
発行日:S31.6.25
出版社:社会思想社
形式:文庫
    (現代教養文庫187)
目次
1 奇矯な着想
2 意外な犯人
3 凶器としての氷
4 異様な凶器
5 密室トリック
6 隠し方のトリック
7 プロバビリティーの犯罪
8 顔のない死体
9 変身願望
10 異様な犯罪動機
11 探偵小説に現われた犯罪心理
12 暗号記法の種類
13 魔術と探偵小説
14 明治の指紋小説
15 原始法医学書と探偵小説
16 スリルの説
ストーリーの概要
乱歩の随筆の中から、探偵小説のトリックを解説したものを集めたもの。
*「類別トリック集成」は、探偵小説に慣れた人のための項目書きのようなもので、一般の読み物としては不適当なので、本書には目次のみ巻末に掲載。
*トリック修正の部分部分を、もっと分かりやすい書き方にした随筆を集め、「魔術と探偵小説』(スリルの説」「密室トリック」等を含めて構成。
暗号について
*暗号記法の分類:
  ・原文がやや読みやすく書いてあるので、「類別トリック集成」のまま本書に再録。
  ・初出:「宝石」昭和28年9・10月号
*主要な項目
A: 割符法 B: 表形法 C: 寓意法
D: 置換法 1普通置換法 2混合置換法 3挿入法 4窓板法
E: 代用法 1単純代用法 2複雑代用法
F: 媒介法
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