日本の暗号小説
作者名 福永 武彦

作品名 退屈な少年 (「廃市・飛ぶ男」所収)
発行日:S46.6.30
出版社:新潮社
形式:新潮文庫
目次

「なし」(短編)
ストーリーの概要
中学2年の謙二は、病気療養のため別荘に家庭教師の三沢さんといるが、学校に行くわけでもないので退屈でしょうがない。ある日、実家に帰り父の部屋から拳銃を盗み射撃で、ロシアンルーレット遊びをする。父の麻生教授は三沢さんと再婚へと話が進む。兄の舜一と従兄弟の雪子の関係、舜一と謙二の関係が描かれている。
暗号について
退屈な少年は、「暗号」に興味を持つ。文字の場合に、その原型が何だろうかと言う疑問。謙二は、縦の二本と横の二本の線を組み合わせた新しいカタカナを発明し、その暗号で日記を書こうと思うが失敗する。
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