日本の暗号小説
作者名 吉村 達也

作品名 ハイスクール殺人事件    (「三十三人目の探偵」改題)
「三十三人目の探偵」
発行日:1991.1

発行日:H9.9.25
出版社:角川書店
形式:角川文庫(よー10-12)
目次
犯人の独白(前)
プロローグ  クリスマスキャロルを聴きながら
第1章 転校生は殺される
第2章 53318816153の謎
第3章 骸骨と犠牲者
第4章 バレンタイン・パニック
エピローグ  桜の咲く月曜日に
犯人の独白(後)
ストーリーの概要
資産家の子女を集めた超豪華な全寮制私立高校・ベルエア学園で、クリスマスイブに女高生が殺される。殺された女高生は、悲劇を予知して殺人者の名前を暗号で書き残していた。殺された女高生の後に転校してきた女高生・栗田つぐみが「転校生は殺される」と脅され、同僚と謎解きに向かう。
暗号について
「53318816153」は、犯人の名前か?暗号だが鍵は何か?殺された女学生の転校前の高校で教えていた科学に鍵が。これは考えても予測できない。
作品名 ピタゴラスの時刻表
初出版:1992.8:講談社NOVELS

発行日:1996.10.5
出版社:講談社
形式:講談社 NOVELS(復刻版)
目次
プロローグ 1 ピタゴラスの時刻表を知っていますか 2 招待状についてのそれぞれの反応(三杉涼の場合) 3 同(若島悦子と大和典絵の場合) 4 同(領家宏の場合) 5 同(本郷朱美の場合)6 大逆転の殺意 7 時刻表ミステリーに挑戦した木原の文章と構想 8 差出人は15年ぶりのクラス会に現れたのか 9 「ピタゴラスの定理」を満足させる殺害現場を求めよ 10 「ピタゴラスの時刻表」は何のために存在するのか 11青春の影 12 首吊りトリックの代数的解明法 13 JRの鉄道路線における「ピタゴラスの定理」的関係 14 いかにして首吊り男は闇夜に回ったか 15 木原、ついに時刻表の真相にたどりつく 16 軽井沢純子、ついに招待状の差出人をつきとめる 17 最後の選択 18 エピローグ
ストーリーの概要
高校時代の同級生が十数年ぶりに集まると、必ずそこに奇妙な殺人が起こる。最初の犠牲者は、犯人も含めた複数の目撃者の前で首を吊った。そのポケットには「ピタゴラスの時刻表」と題する、数字と地名を羅列したメモが。警察は自殺と断定。だが家庭教師軽井沢純子は、そこに殺意のトリックを見出した。
暗号について
「ピタゴラスの時刻表」に示された数字は、列車の時刻表か?実はNHK放送の各地の受信周波数だった。高校野球賭博を実行する上で、どこにいてもNHKを聞くための周波数メモを時刻表らしく見せかけていた。
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