作品名 ドストエフスキーの暗号 著者名 清水 正 発行日:1994.4.25
出版社:日本文芸社
形式:四六判(ソフト)目次
序章 なぜ、今、ドストエフスキーか?
第1章 ドストエフスキー〈数字に隠された暗号〉
第2章 ドストエフスキー〈社会主義批判の暗号〉
第3章 ドストエフスキー〈思想に隠された暗号〉
ストーリーの概要 ドストエフスキーは人間の神秘を解き明かすべく小説を書き続けてきた。「罪と罰」「悪霊」に巧妙かつ複雑に張りめぐらされた仕掛けとは?
目次の細部
序章 なぜ、今、ドストエフスキーか?
・ ドストエフスキーを読まずして人類の運命を語ることなかれ
第1章 ドストエフスキー〈数字に隠された暗号〉
・ 『罪と罰』暗号の導入部
・ 「踏み越え」の時と場所―『罪と罰』の世界を解明する1~13の数字
・ 悪魔の数字「666」を刻まれたラスコーリニコフ
・ 作品の日付―数・曜日の神秘的運命性
・ 死と再生の秘数・28
第2章 ドストエフスキー〈社会主義批判の暗号〉
・ドストエフスキーの社会主義批判―復活した666から現代の666へ
・ ワラウ悪魔・ピョートルの現代性
第3章 ドストエフスキー〈思想に隠された暗号〉
・ ラスコーリニコフの思想に潜む謎
・ ソーニャの〈踏み越え〉身売りの謎
・ 〈踏み越え〉の時間・〈6から9〉の謎
・ “ラザロの復活”にみる『罪と罰』の核心
暗号について 第1章 ドストエフスキー〈数字に隠された暗号〉
*数秘術的減算による死と復活の数字群
・例:老婆アリョアーナの家まで730歩・・・7+3+0=10=1+0=1
罪と罰をはじめドストエフスキーの著書には、1〜13の数字を三つの数字群にわけ、深い意味を成している。
・主人公の名:呂字音・rpマーノヴィチ・ラスコーリニコフ=イニシャルPPP・・・裏返すと「666」・・・悪魔の数字
*この章は、何となくドストエフスキーの言動や著書に隠されたもの、即ち暗号らしいものが感じられる。
第2章 ドストエフスキー〈社会主義批判の暗号〉及び第3章 ドストエフスキー〈思想に隠された暗号〉
*暗号と言う面から何処が暗号か良く分からないが、深い謎や裏面に隠された謎が存在することは伺える。