歴史暗号
[ヒ行 作品]
作品名 ヒトラーとロンギヌスの槍
著者名 ハワード・A・ビュークナー、ヴィルヘルム・ベルンハルト  (訳:並木伸一郎)
発行日:1998.2.18
出版社:角川春樹事務所
形式:ボーダーランド文庫
目次
第1章 イエス・キリストの聖遺物
第2章 聖槍のフォースと超人イエスの復活
第3章 宇宙からの飛来物
第4章 ヒトラーを変えた聖槍の力
第5章 ヴェーブルスブルク城の支配者
第6章 聖槍の騎士団と第3帝国の五つの「H」
第7章 第3帝国の黒太子
第8章 黒太子の代償
第9章 「ワルキューレU」第1段階・聖槍の秘匿
第10章 ヒトラーの死の謎
第11章 「ワルキューレU」第2段階・聖槍の騎士団の再建
第12章 「ワルキューレU」最終段階・聖槍の復活
ストーリーの概要
人類の運命の鍵を握るロンギヌスの槍とは?
五千年前に宇宙から飛来したといわれる石より作られ、「錆びることも、鈍ることも、壊されることも、破られることもない」神秘の槍。
十字架上のキリストを貫いたこの槍は、二千年の数奇な運命の果てに、ドイツ第三帝国総統ヒトラーの手に握られた。ナチス内部に密かに組織された「聖槍の騎士団」、帝国の危機にヒトラーが発した極秘指令「ワルキューレ2」、南極へと発進するUボート…。
ドイツが秘匿するロンギヌスの槍に隠された謎と秘められた陰謀を明らかにする唯一の重要文献の初翻訳。

著者の一人・ベルンハルトは、1944年「U-530」に乗艦、南極遠征に従事し、1979年聖槍回収に協力している・現在、聖槍の騎士として活動、1985年には「聖槍の回収」を発刊。

現在、ロンギヌスの槍はウィーンのホーフブルグ宮殿の宝物館に展示されている。 刃渡り約五十センチ、幅約十センチ保存状態はきわめてよく、ほとんど錆びも無いという。 しかし、この槍は偽物であり、本物は別の場所にあるという。
暗号について
戦後、総統代理・ルドルフ・ヘスは、刑務所から外部に向けて密かに通信文を発出した。連合軍はそれを押収し、解読に努めたが、「聖槍」に関するものらしいことしか分からなかった。

スイス銀行の貸金庫に3通の密封した封筒があり、ハルトマン大佐に届けるようにとのメモがあった。第1の封書に謎のメッセージがあり、「聖槍の秘密を記した文書を埋めた場所」を示す暗号文だった。これは、ハススホーファー教授が書いたものであった。また、ミュラーによる別の暗号文(具体的な地点指示)もあった。

ハルトマンは、2通の暗号文を解読し、その地点を割り出し、青銅の箱を手に入れた。その中にはまた、暗号文が!
「ルーン文字」による暗号文は、聖槍の秘密を表すメッセージだった。

ベルンハルトの著書により、聖槍の秘密を記したとされるルーン文字の暗号文が公開され、本書にも写真が添付されているが、解読文は載っていない。聖槍の秘密は語ることは許されていないと言う。
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