歴史暗号
[ヒ行 作品]
作品名 人麻呂の暗号
著者名 藤村 由加
発行日:1989
出版社:社
形式:四六版(ソフト)
目次
第1章 開かれた古墳・万葉集
第2章 枕詞が解けた
第3章 多言語を操る歌詠み
第4章 人麻呂は告発する
第5章 死のジグソーパズル
第6章 人麻呂の遺書
ストーリーの概要
人麻呂を韓国語・中国語で読むと…。そこには全く別の恐しい意味が隠されていた。―千有余年の封印を解いて今明らかにする歌聖の出自と死の謎。
“歌聖”柿本人麻呂―。宮廷権力と密接な関係にあった歌人が高らかに謡いあげたのは無邪気な叙景歌にすぎなかったのか?わが国最古の歌集『万葉集』の成立にメスを入れた時、初めて見えてきた〈もうひとつの風景〉。
韓国語・漢語を媒介にして古歌を読み解くことで「ますらをぶり」の歌風は大胆な変貌を遂げた。
暗号について
万葉集、特に人麻呂の詠んだ歌を、韓国語で読み解くことをもって、暗号を解く手法はそれなりに面白い。しかし、現代の韓国語で読み解くことが妥当なのかどうかの疑問はある。
人麻呂の歌をこのような解釈により古文を読み解くことは、一つの手段として「暗号解読」ととらえると面白いと思う。
*実際のところ、何が暗号なのかは良く分からない。
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