歴史暗号
[ヒ行 作品]
作品名 秘密諜報員ベートーヴェン
著者名 古山 和男
発行日:2010.5.20
出版社:新潮社
形式:新書
目次
第1章 “不滅の恋人”への手紙とは
第2章 ナポレオンの大陸制度
第3章 ベートーヴェンとブレンターノ家の人々
第4章 一八一二年七月、テプリッツ
第5章 「手紙」の再検証
第6章 大崩壊
第7章 “不滅の恋人”の去ったヨーロッパ
第8章 結論

ストーリーの概要
 ベートーヴェンが「不滅の恋人よ」と呼びかける三通の「ラヴレター」は、いまだに、誰に宛てて書かれたのか、決定的な証拠はない。
 この音楽史最大のミステリーに、新説が登場!
 実はこの手紙は、1812年の夏、全ヨーロッパを巻き込んだ大事件の中で、楽聖が「政治的危機」を友人に伝える「暗号」だったというのだ。果たして真説か。

第1章 “不滅の恋人”への手紙とは
*手紙に関する主要な問題点・・・「不滅な恋人」に対するものとしては疑問
 ・何時書かれたのか・・・日付はあるが年代がない。
 ・何処で書かれたのか・・・温泉地テプリッツ?
 ・何故鉛筆で書かれたのか・・・恋文を鉛筆で書く?
 ・何故このように文面が切迫しているのか・・・こんな汚い手紙を恋人に送る?・・・確かに写真を見たら汚い殴り書き
 ・何処にいる誰に宛てたのか・・・手紙に相手の名前がない。地名もない。
*手紙が伝える情報
 ・相手の女性にとってどうでも良いと思われることがあまりに沢山書かれている。
*検閲対策としての恋文
 ・当時のオーストリア帝国では、手紙の検閲、記録、発信人・受取人をマーク
* 手紙は密書である
 ・恋文を装った密書であり、エステルハージの動向を伝えるもの・・・・と考察
暗号について
第5章 「手紙」の再検証・・・・符牒を使用している。
*郵便馬車
 ・私は4頭でしたが、エステルハージは別の通常の経路をたどったものの、馬八頭で」
  →エステルハージは、馬八頭で別の道をたどった。→騎馬8騎をつれて
*恐ろしい森、底なしのひどい田舎道
 ・エステルハージは、途中で立往生・・強行突破作戦の失敗
 ・「恐ろしい森」・・・秘密結社・・・フリーメーソン?
*エリジウムに向けて
 ・「エリーゼのために」・・・エリーゼとは誰?・・・ラテン語でエリジウム:自由の女神の住む天界

第8章 結論
*なぜ、手紙は13年後に公開されたのか?
 ・関係者の動向
*なぜ、ベートーヴェンの部屋から出てきたのか?
 ・送り先のフランツから返してもらった。
 ・発見者の方便?
*なぜ、株券と一緒にあったのか?
 ・大陸制度の存立にかかわる問題。銀行家のフランツを暗示?
*「不滅の恋人」の呼びかけの意味は?
 ・自由の女神
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