作品名 百人一首の謎 著者名 織田 正吉 発行日:1989.12.10
出版社:講談社
形式:講談社現代新書 975目次
1 「百人一首を」疑う
・歌かるたとしての「百人一首」 ・謎の歌集
・通説は正しいか ・「蘆の節の間」の問題
2 「百人一首」を観察する
・同じ語句を持つ歌 ・桜の歌、紅葉の歌
・反意語による関連 ・ なぜクロスワードと言えるか
3 「百人一首」を推理する
・仮説の成立 ・定家とその時代
・「百人一首」の中の後鳥羽上皇 ・ 秘められた恋ストーリーの概要 「百人一首」を クロスワードと暗号、なぜ百人「一首」なのか、「百人一首」は秀歌撰か、「蘆の節の間」と「観察」、桜の歌と紅葉の歌、逢坂と難波の対応、異常な「百人一首」の配列、「色紙」の意味、風鎮めの願望、秘められた恋等の面から分析し謎に迫る。
「絢爛たる暗号−百人一首の謎を解く」の続編暗号について 「紅葉」、「白菊」、「船」、「濡れる袖」等々、繰り返されるシンボリック・ワードに密かに隠されたメッセージ、定家の組み立てた「百人一首」撰歌の謎を暗号のように解いている。