歴史暗号
[ヒ行 作品]
作品名 広重の予言   「東海道五十三次」に隠された"謎の暗号"
著者名 坂上 康隆
発行日:2011.6.13
出版社:講談社
形式:四六判(ソフト)


広重の暗号」の加筆改訂版
目次
プロローグ 広重は“陰陽師”だった1
第1章 陰陽思想で解く「東海道五十三次」の謎
第2章 日本の“異常気象”が暗示されていた!
第3章 何故「実際と異なる風景」が描かれたのか
第4章 “歴史的な出来事”との驚くべき一致
第5章 神秘!「六本の指」の謎を解く
第6章 2013年の日本を暗示する最終宿「京都」
エピローグ 広重が最後に遺したメッセージ
ストーリーの概要
 広重の名画「東海道五十三次」は“予言書”だった!
 歌川広重の代表作「真景・東海道五十三次続画」。
 江戸・日本橋から京都・三条大橋までの55枚の絵図には、江戸の町を襲った大地震や異常気象、天保の大飢饉、坂本龍馬やヒットラーの登場、第二次世界大戦の勃発と原爆の投下、そして近年のリーマンショックや口蹄疫被害、さらに2011年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原発の放射能漏れ事故など、歴史上の出来事が、克明に暗示されていた!!
 はたして広重とは“江戸のノストラダムス”だったのか?────
 知られざる広重の実像と名画に秘められた謎を解き明かし、最終宿「京都」の図に暗示された2013年の日本を待ちうける『衝撃の近未来予言』 の真相に迫る!
暗号について
広重の「東海道53次」は、確かに謎が多い。その謎が一種の暗号であり、その謎を解くことが暗号解読になる。

プロローグ 広重は“陰陽師”だった!
 ・なぜ広重は、突然髪を剃り法体になったのか         ・二人目の師匠と奇妙な関係
 ・江戸の文化人たちを魅了した「道(タオ)」と「陰陽思想」   ・「真景」とはいえない非現実的な絵の謎
第1章 陰陽思想で解く「東海道五十三次」の謎
 ・家康がこだわった「五十三」という数字             ・「太陽の道」に重ねられた陰陽師の呪術
 ・「風水学」から見た東海道の位置とは              ・「命理風水」と「双六」の発想で見る55枚の絵図
 ・神秘の数「四」のサイクルで上がる暦の出現          ・風水によって浮かびあがる"裏の五十三次"
 ・広重は江戸のノストラダムスか?                ・それは日本の「未来」を暗示していた!
第2章 日本の“異常気象”が暗示されていた!
 ・なぜ温暖な場所が雪国のように描かれたのか        ・真夏の江戸に雪が降った「史実」があった
 ・描かれたとおりに発生した"異常気象"の数々         ・日にちまで暗示した大雨被害「大礒」虎ヶ雨図
 ・謎の"ムダ彫り"が意味するものとは               ・ありえない「腕の組み方」に秘められた呪術
 ・伊勢湾台風を描いた「四日市」三重川図             ・地球温暖化と「庄野」白雨図の相関関係
 ・もう一枚の雨の絵「土山」春の雨図                ・昭和の大雪をものがたる「亀山」雪晴れ図
第3章 何故「実際と異なる風景」が描かれたのか
 ・江戸を襲った巨大地震の衝撃                  ・「異様なデフォルメ」が意味するもの
 ・江戸を再び襲った関東大震災                  ・帆に見立てた不気味なムシロの謎
 ・未曾有の被害をもたらした三陸大津波             ・哀しい「夜泣き石の伝説」が語りかけるもの
 ・大爆発で山容が一変した会津磐梯山              ・存在しない"黒い山"の怪
 ・「煙」が暗示する二つの巨大噴火                ・絶景に隠された「文字絵」の謎
 ・都市直下型地震だった阪神淡路大震災の恐怖       ・のどかな光景に立つ不気味な木
第4章 “歴史的な出来事”との驚くべき一致
 ・太平の眠りをさました異国船の来航              ・"天狗の顔"と"ペリーの肖像画"の驚くべき相似
 ・「力士と奇岩」はただのフィクションといえるのか?     ・徳川幕府の終焉を象徴する地・興津
 ・あの「幕末の英雄」も暗示されていた             ・なぜ掛川宿からは見えない秋葉山が描かれたのか
 ・第2次世界大戦、そして原子爆弾の投下           ・宿場の境界を描いた「藤川」棒鼻の図に隠されたもの
 ・棒鼻の「木柵」に秘められた陰陽師の呪文          ・「八朔御馬進献」の行列が暗示する日づけ
 ・浮かびあがる「8月6日」そして「8月9日」           ・三たび核兵器の犠牲になった第5福竜丸の悲劇
 ・「くじら山」が後に消された本当の理由             ・スピード化時代の悲劇は予知されていたのか
 ・それは"存在しない出来事"で埋められた絵だった      ・不思議な家紋の謎
 ・暗示された昭和の政財界大疑獄事件
第5章 神秘!「六本の指」の謎を解く
 ・偶然発見された「六本の指」をもつ人物たち          ・道教の「仙人」図にも描かれていた
 ・シリーズ最初の絵に忍び寄る「六本の指」           ・全国を次々と襲った天明・寛政の大火
 ・天保の大飢饉を暗示する二枚の絵               ・「箱根」湖水図に描かれた謎の岩山
 ・深い霧の中を走る"六本の指"の駕籠かき           ・蔓延する「死神」・疫病大流行の恐怖
 ・それは疫病を封じる"まじない"か?               ・「御油」旅人留女図に登場する六本の指
 ・第2次世界大戦勃発!暗示された独裁者の顔        ・「未曾有の国難」と「絵」の奇妙な符号
 ・「仙人」の七つの試験                        ・暗号名は「トラ・トラ・トラ」
第6章 2013年の日本を暗示する最終宿「京都」
 ・2013年で終わる易歴の意味するもの             ・「一億総中流」から「勝ち組・負け組」の時代へ
 ・二極化社会の到来を告げる「草津」の名物立場図      ・描き返られた「三頭の牛」は何なのか
 ・的中していた「アメリカ発・世界大恐慌」の予言
 ・暗示された「東日本大震災」と、「二頭の黒牛」が意味するもの
 ・2010年の日本を襲った「伝染病」と「異常気象」       ・最終宿・京都の易歴に重なる太古の「予言」
 ・科学者が警告する2013年の「予言」              ・京都・三条大橋図にそびえたつ「謎の赤い山」
 ・絵の中に浮かびあがる「富士山大噴火」            ・道教の風水易が予言していた京都の「ナラ枯れ」
 ・拒絶された「京都議定書」が象徴するもの           ・日本のソブリン・リスクを暗示する三条大橋
 ・陰陽絵師・広重が最後に仕掛けた呪文
エピローグ 広重が最後に遺したメッセージ
 ・予言とは「未来への警告」だった?                ・辞世の句に秘められた"最後の暗号"とは何か
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