作品名 ピープス氏の秘められた日記 著者名 臼田 昭 発行日:1982.10.20
出版社:岩波書店
形式:岩波新書 206目次
T ピープス氏、日記を書き始める 1660年
U ピープス氏、有卦に入る 1661年
V ピープス氏、生活の改善を図る 1662年
W ピープス氏、妻を愛する 1663年 X ピープス氏、にぎにぎを覚える 1664年 Y ピープス氏、ペストと闘う 1665年
Z ピープス氏、独立する 1666年 [ ピープス氏、国家を憂える 1667年 \ ピープス氏、奮闘する 1668年
] ピープス氏、矛を収める 1669年ストーリーの概要 ピープスは、17世紀イギリスの官僚で、のちに海軍大臣となった人物。彼の人柄や性生活も含めた赤裸々な日常生活だけでなく、宮廷や上流社会の頽廃など当時の世相を生々しく伝える。ピープスの10年間の日記の要約。世界の奇書の一つに数えられている。 暗号について 本書は、訳本でしかも要約であるので暗号そのものは楽しめない。しかし、原文は全文暗号で書かれていると言う。10年間、約125万語を、主観的にも客観的にも赤裸々に書くため、絶対他人の目に触れる可能性の少ない条件、即ち暗号で書いている。仏語・伊語・スペイン語・ラテン語・ギリシャ語・ドイツ語・英語・17世紀版エスペラント語等をチャンポンに使用していると言う。興味のある方は原本を。