歴史暗号
[タ行 作品]
作品名 石の扉    (フリーメーソンで読み解く歴史)
著者名 加治 将一
発行日:2004.7.15
出版社:新潮社
形式:四六版
目次
第1章 秘密結社は静かに蠢く
第2章 フリーメーソンは私たちの日常に潜んでいる
第3章 秘密結社誕生
第4章 十字軍の遺恨
第5章 解き明かされる明治維新の裏
第6章 兄弟愛・救済・真実
第7章 受け継がれるフリーメーソンのマーキング
第8章 全能の目
第9章 メーソン国家の戦略
第10章 フリーメーソンの光と影

ストーリーの概要
観たことも無い、触ったことも無い組織・・・フリーメンソン
イラク戦争、世界金融相場、アメリカ映画産業、大統領失脚、明治維新、イルミナティ、テンプル騎士団、ピラミッド…。
歴史、経済、国際情勢いずれにも深く関わってきた世界最大の秘密結社フリーメーソンの実像。
会員への直接取材と世界二十都市に及ぶ調査によって、その実態を暴く歴史ノンフィクション。

目次の細部
第1章 秘密結社は静かに蠢く
・秘密結社が世界を地下でつなげている ・フリーメーソンは、あちこちで顔を覗かせている ・400万人のブラザー
第2章 フリーメーソンは私たちの日常に潜んでいる
・フリーメーソンとの出会い ・フリーメーソンの集会所 ・コネクション ・ブルガリの腕時計 ・日本グランドロッジ
第3章 秘密結社誕生
・フリーメーソンの発生は、とてつもない場所だった ・石工の採用試験 ・ピラピッドは、フリーメーソンが作った ・ピラミッドの謎
第4章 十字軍の遺恨
・現代フリーメーソンのルーツは、ヨーロッパの中心地だ ・パレスチナ問題と、イラク戦争の根っこにある謎の騎士団 ・テンプル騎士団の亡霊 ・ジャック・デ・モレーの呪い ・財宝 ・聖杯アッコンの財宝 ・テンプル騎士団は消滅したのか? 次々現れる、フリーメーソンと騎士団の強い絆 ・領土を持たない国家、マルタ騎士団
第5章 解き明かされる明治維新の裏
・明治維新の謎 ・黒子の登場 ・謎の商人グラバー ・極秘会談 ・坂本竜馬の奇妙な言葉 ・オテントウサマ号 ・不自然な竜馬の日記 ・岩崎弥太郎とグラバー ・グラバー邸と上海ロッジ ・長崎オランダ商館長 ・船中八策 ・幕府にもフリーメーソンがいた
第6章 兄弟愛・救済・真実
・フリーメーソンの今を覗く ・兄弟愛 ・戦場カメラマン沢田教一 ・ノーブレス・オブリージ ・マッカーサーと戦後日本 ・日本のプロレスを作ったフリーメーソン ・プロスポーツとの深い絆
第7章 受け継がれるフリーメーソンのマーキング
・世界企業とフリーメーソン ・映画産業はメーソンと共にあった ・「切り裂きジャック」は、フリーメーソンが関与していたのか
第8章 全能の目
・1ドル紙幣の「全能の目」は、何を見つめているのか? ・紙幣委員会 ・メーソン都市 ・1ドル紙幣に込められた真実 ・スコティッシュ・ライト
第9章 メーソン国家の戦略
・メーソン国家とは何か ・ウォーターゲート事件の怪 ・大統領再選 ・盗聴器事件から、ニクソン金脈へ ・フリーメーソン対ニクソン大統領 ・20人対1人
第10章 フリーメーソンの光と影
・カソリックとフリーメーソンの壮絶な戦い ・イルミナティの登場 ・フリーメーソン大分裂 ・文学とフリーメーソン ・世界が震えたP2事件 ・海外で入会した日本人フリーメーソンは、世界の金融を動かしているのか? ・メーソンはどこにでもいる
暗号について
フリーメーソンの暗号は、暗号理論あるいは暗号の基礎を語る本に暗号の事例として紹介されてるが、この本では、何故、フリーメーソンに暗号が必要なのか、通常お互いに仲間かどうかを確認するための暗号等が紹介されている。
・ 何故、暗号が必要か
 職人をその技量ごとに区分し、階級をつけた。写真付の身分証明書が無い時代、どのように証明するのか。そこで秘密のサインを考えた。実は当時、身分を証明するために暗号は多用されていた。
しかし、暗号を悪用する者がでた為だんだん複雑になり、厳重に管理されるようになった。頻繁に暗号を変えた。違反者には制裁、極計を持って管理した。
・ 映画「王になろうとした男」:合言葉(謎かけ)と秘密の握手が出てくる。
・ マーキング:メーソンの仲間にしか分からない微妙なマーク・・・名刺、ピンバッジ、指輪等
・ その他、映画にはかなりのフリーメーソンに関するものがあり、秘密のサイン、マーキングが見られる。
・ 米1ドル札の秘密
inserted by FC2 system