歴史暗号
[カ行 作品]
作品名 解読 邪馬台国の暗号  記紀に封印された倭国王朝の光と影
著者名 安田 哲也
発行日:H19.2.12
出版社:講談社出版サービス
形式:四六版
目次

第1部 『魏志倭人伝』に見る邪馬台国
第2部 「記紀」に見る邪馬台国

ストーリーの概要
「魏志倭人伝」の解釈により、邪馬台国が南九州にあったことを明らかにしたうえ、それを「記紀」の暗号解読により裏付けたものである。
そう言うと「南九州説は過去の説。それが成立しないことは今や定説だ」と言われそうだが、けっしてそうではない。
未だに邪馬台国がどこか、明快な結論が出ていないのは、その定説が誤りだからなのである。
ヤマトタケル物語の謎。神功皇后物語の意味するところは?「記紀」は、なぜ、邪馬台国を隠したのか?

目次の細部
第一部 『魏志倭人伝』に見る邪馬台国
 第一章 邪馬台国への道                    第二章 北九州の要衝・伊都国の比定について
 第三章 見過ごされてきた放射式の指示           第四章 誤読されていた「万二千余里」
 第五章 女王国の位置情報                   第六章 伊都国から先の国々、そして邪馬台国
 第七章 郡使の投馬国訪問の謎                第八章 女王国を構成する旁国
 第九章 女王国と対立する国々                 第十章 南九州は文化後進地か?
 第十一章 邪馬台国による九州支配              第十二章 邪馬台国と近畿大和の関係
 第十三章 倭国と日本国

第二部 「記紀」に見る邪馬台国
 第一章 隠された一つの文字                  第二章 『古事記』は暗号文章
 第三章 『古事記』の年代観                   第四章 神武東征と「倭」の意義
 第五章 隠されていたもう一つの東征             第六章 倭建命物語が描く邪馬台国
 第七章 神功皇后の新羅征討物語               第八章 神功皇后と日向の邪馬台国
 第九章 「倭の五王」と大和の天皇               第十章 暗号を隠した『日本書紀』
 第十一章 書き換えられた神功皇后伝説           第十二章 『日本書紀』が描く邪馬台国への道
 第十三章 幻だった大和の遣隋使                終 章   倭国から日本国へ
暗号について
記紀が邪馬台国に無関心なはずはない。まず「日本書紀」が南九州や熊襲について書くところの構造を看破。そして、「古事記」は何なのか。それが暗号で書かれていることに気がついた。
古事記の暗号を解読。しかし、暗号は極めて巧妙で、まさに「神をも超える知恵」の感。
特に第2部に分析結果が述べられている。(主要な暗号)
・ 南九州の「曾」の意味
・ 古事記序文に隠されたメッセージ
・ 狭木の寺間の陵」に隠された意味
・ 王神の崩年問題
・ 「若桜部」と「壬生部」の謎
・ 一宿婚に隠された暗号
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