歴史暗号
[ケ行 作品]
作品名 決算書の暗号を解け!
著者名 勝間 和代
発行日:2007.10.24
出版社:ランダムハウス講談社
形式:A5
目次
はじめに
第1章 会計利益を信じてはいけない!
第2章 財務諸表はこう読み解く
第3章 インチキ利益を見抜くための下準備
第4章 アナリスト目線で全体のイメージをつかむ
第5章 会計士目線で財務諸表を読みこなす
第6章 投資家目線で判断する
おわりに

ストーリーの概要
 決算書の読み方にはコツがある。このコツさえわかってしまえば、たとえあなたが会計の専門家でなくても、まるで上質のミステリー小説を読むように楽しみながら、決算書に隠された暗号を解くことができる。
 「会計上の利益は信頼のおけるもの。会計ルールがちゃんと決まっているうえに、会計士も監査しているし」。そう思って決算書を見ているとしたらちょっと危ない。現行の会計制度では、厳しく会計処理をすれば赤字のものも、甘く処理をすることで黒字に見せることがけっこう簡単にできてしまうからだ。
 制度で認められたことを積み重ねて、合法的に利益の捻出や利益隠しをすることは可能だ。
 2006年1月に違法性が明るみになったライブドアの名をあげるまでもなく、グレーゾーンのテクニックを駆使することでギリギリの会計処理をしている会社は意外に多い。

 利益の質を見抜く際の手がかりになるのが「決算書」だ。その会社が何を考え、これから何をしようとしているのか。経営者の強気発言はただのハッタリなのか、それともちゃんとした根拠があるのか。
 私たちが投じたお金はそれ以上のリターンとなって将来戻ってくるのか。これらすべての答えは、決算書の数字のなかに隠されている。
暗号について
 決算書の暗号が解ければ、会社側の動機とトリックが見えてくる。
 その暗号は、本物のミステリー小説に負けず劣らず興味深い。
 なかには、あまりの仕掛けの巧妙さに唸ってしまうものもある。利益の質を見抜くことが、インチキな会計を暴き、あなた自身の大切なお金を守る。
 「決算書はむずかしくて歯が立たない」。 決算書の暗号を解く鍵とは?
 無味乾燥な数字の羅列にしか見えない財務諸表も、プロのアナリストや会計士になったつもりで読みこなしていくうちに、その数字の向こう側に住んでいる生身の経営者や社員たちの姿が、。


* 具体的な暗号があるわけではない。決算書の謎ときが「暗号」を解くと著者が述べているだけ。
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