歴史暗号
「ケ行 作品」
作品名 絢爛たる暗号     百人一首の謎を解く
著者名 織田 正吉
初出版:S53:集英社
  (嵐と夢 推理百人一首)

発行日:S61.12.20
出版社:集英社
形式:集英社文庫
目次
序章 謎の歌集「百人一首」  第1章 こわされた壺
第2章 同じ語句         第3章 言語遊戯としての和歌
第4章 つながりあう百首    第5章 流されびとの歌集
第6章 定家と後鳥羽院     第7章 もう一つの謎「百人秀歌」
第8章 配列を復元する     第9章 秘めたる恋・式子内親王
第10章 絢爛たる暗号      終章 不思議の国の定家
ストーリーの概要
鎌倉時代、歌人藤原定家が選んだとされる「百人一首」、何故、類似あるいは同じ語句が多く、また秀作に混じり愚作・駄作が選ばれているのか。そして何故、[百首」なのか。昭和26年に発見された「百人秀歌」との関係は?
百人一首の謎に初めて取り組んだ大作と思う。良くここまで分析したものだ。
暗号について
「百人一首」と「百人秀歌」に選ばれた歌の共通の語句を持つ歌を隣り合わせにする等配列を工夫すると、碁盤の目と同じ、十八×十八の枠に収まる。定家が、後鳥羽院と式子内親王を思う心を隠してあるという。
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