歴史暗号
「キ行 作品」
作品名 近代絵画の暗号
著者名 若林 直樹
発行日:平成11年3月20日
出版社:文芸春秋
形式:文春新書(031)
目次
第1章 画家と職人の秘密:フェメール「天文学者」
第2章 女王陛下に嫌われた男:フラゴール「閂」
第3章 海洋ロマンの真実:ジェリコー「メデューズ号の筏」
第4章 新・古典主義の帝王:アングル「グランド・オダリスク」
第5章 ピクニックの不道徳な顛末:マネ「草上の昼食」
第6章 過失、それとも確信犯:マネ「オランピア」
第7章 カミーユを殺した男:モネ「日傘の女」
第8章 証券マンのその後:ゴーギャン「黄色いキリストのある自画像」
第9章 飛行船の超現実:マグリット「ピレネーの城」
ストーリーの概要
20年以上も昔の古色蒼然たる作品論・作家論が未だに幅を利かせている美術評論の世界。なぜ、情報の更新を怠っているのか?誰もが知っている、誰にも顧みられない名画に隠された歴史の暗号を解読し、現代から未来にかけての新たな思考の枠組みを探る。今すぐ"美術鑑賞"を捨てよ!絵画は人類文明の歴史を語る豊穣なドキュメントである。
暗号について
美術作品に託された、人文科学、自然科学、社会科学の全般にわたる「歴史の暗号」を解読し、美術作品との対等な関係を得る。それは、藝術の神話を打ち砕く冷酷な暗号解読作業である。
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