歴史暗号
[コ行 作品]
作品名 「古代文字」に秘められた文明の謎
著者名 吉村 作治 監修
発行日:2002.3.10
出版社:成美堂出版
形式:文庫
目次
第1章 文字に残された知られざる歴史
第2章 古代が生み出した優れた文明
第3章 文字が示す古代人の生活事情
第4章 歴史を記録した古代文字の誕生・滅亡物語
第5章 文字発見・解読に秘められた先人たちのドラマ
ストーリーの概要
 文字が無い、あるいは解読されていないために多くの謎が残る文化。文字が解読されていない分だけ自由な発想と柔軟な解釈が出来るので、より真実に近いものが分かるともいえる。
 かって文字を扱う能力は、権力者の側近に限られた特権的なもので、庶民の識字率はかなり低かった。
 文字の解読によって多くの歴史的事実が明らかになった。例えばヒエログリフの解読。
暗号について
*古蜀文字とマヤ文字の不思議な共通点:古代中国とマヤの間に交流があった?
*魔的なパワーを秘めたルーン文字が源田に伝えるヴァイキングの活躍
*エジプトで発見された楔形文字の外交文書:そこから盛んな外交の様子が伺える
*ヒエログリフではなかった!:外交文書に楔形文字を使用した古代エジプト
*アメリカからリビア語の銘板が出土、リビア人は3000年前に世界中を航海?
*ミケーネ文明を築いたのは誰か? 線文字Bの解読により真相が明らかに
*甲骨文字だけが知っている殷の脅威となった民族「羌」
*宝の山と言える敦煌文書は廃紙を集めたゴミ集積所だった
*パスパ文字:フビライの意地がつくらせたが、あまり使われずに滅びてしまった
*イースター島の謎の絵文字ロンゴ・コンゴはインダス、中国から伝わった?
*一人の聖者につくられた?アルメニア文字とグルジア文字
*ヒエログリフ解読の鍵ロゼッタ・ストーンを発見したのはナポレオンの遠征軍だった。
*羊飼いの少年が偶然発見し、大主教によって売り出された「死海写本」
*宗教弾圧により消滅した数々のマヤ文献、張本人の司教がその後マヤ熱狂者に
*デセレット文字:モルモン教が発明した文字
*オガム文字を解読したアマチュア考古学者と彼を救った二人の権威ある理解者
*中国文字と併記された「オルホン碑文」の解読で明らかになった突厥文字
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