作品名 額田王の暗号 著者名 藤村 由加 初出:H2.8:新潮社
発行日:H6.3.25
発行社:新潮社
形式:新潮文庫目次
第1章 紫匂う 第2章 大和三山の争い
第3章 反歌に似ず 第4章 不吉な船出
第5章 三輪山の黙示録 第6章 井戸王の正体
第7章 千年の謎解明す 第8章 女帝の系譜
第9章 秋の風吹く 第10章 帰らざる時
ストーリーの概要 額田王の和歌を、韓国語と中国をもって読み解くと、歌の中から浮かび上がったのは「三」と言う数だった。大和三山、三韓の争い、そして額田王を巡る中王兄皇子と大海人皇子の三角関係が微妙に絡み合う。額田王の歌にはこの三つの関係が織り込まれていることを発見した。 暗号について 和歌の真の意味を読み取る過程が暗号解読そのもの。和歌は漢字で書かれている。その一つ一つの漢字の意味を、韓国語と中国語から解読する。そして、彼女の読んだ各種の歌の関係から歴史の事実を解明する。