作品名 |
聖徳太子 七の暗号 「太子七か寺」はなぜ造られたのか |
著者名 |
宮元 健次 |
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発行日:2009.12.20
出版社:光文社
形式:新書 |
目次 はじめに
序 章 殺人者の苦悩と悲しみ
第一章 四天王寺 ---- 守屋鎮魂のための最初の寺
第二章 善光寺 ---- 「七」による浄化の仕掛け
第三章 飛鳥寺 ---- 見え隠れする神道の呪術
第四章 法隆寺 ---- 死霊に対する恐怖
第五章 広隆寺と中宮寺 ---- 渡来人・秦氏の関与
第六章 橘寺・法輪寺・法起寺 ----共通する鎮魂の秘儀
終 章 物部守屋の正体
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ストーリーの概要 |
聖徳太子(厩戸皇子)は、日本に仏教を広めるために数多くの寺院を建てた人物として知られている。
一見、何の脈絡ももたない複数のキーワードを武器に、聖徳太子ゆかりの寺々の建てられた真の意図をあぶり出すことを目的としている。
(「はじめに」より)
日本初の憲法十七条の制定、遣隋使の派遣など、華々しい事蹟で満ちている聖徳太子は、日本の歴史を代表する人物である。
しかし、近年、「聖徳太子」はいなかったという説が注目を集め、太子虚構説がささやかれている。
本書では、『日本書紀』などの史料を駆使し、悩み苦しんだ一人の人間としての聖徳太子にスポットをあて、日本史に描かれなかったその実像に迫る。 |
暗号について |
*太子の功績、業績等に全て「七」が関連すると言う説から、そこに暗号があるという趣旨で書名に「暗号」をつけているが、暗号らしいものはない。
*太子についての根拠となる文献が少ないために謎が多いということで、その謎解きのみ。 |