作品名 習近平帝国の暗号 2035 著者名 中澤 克二 発行日:2018.3.8
版社:日本経済新聞社
形式:四六判目次
はじめに
第1章 脅し―首を吊った将軍、席を立った胡春華
第2章 党主席への狭き道―習近平コードを解くカギ
第3章 金正恩が習近平帝国を滅ぼす
第4章 対米外交の蹉跌、新型の「韜光養晦」へ
第5章 一進一退の日中関係
第6章 独裁と強権の罠―突如、姿を消す有力者たち
第7章 新たな主役らへの厳しい目―2035までの生き残りゲームストーリーの概要
止まらない北朝鮮の暴走、米トランプ政権から受ける強い圧力……。国内の権力基盤を盤石にした習近平政権は、中華帝国再興、世界覇権の掌握の野望を隠そうともしない。だが、その眼前には、国内外で数々の難題、難敵が待ち受ける。
2035年―。習近平が「現代化された社会主義強国」の実現を国家目標とするが、その裏には、どのようなメッセージが織り込まれているか。
現実になりつつある核戦争リスク、政敵排除で「独裁化」が進む習政権が孕む危険など、中国が主要プレーヤーとなっている国際情勢の動向について、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く骨太ノンフィクション。暗号について 2035年までに中国を世界一流国にする―。
この切りの悪い「2035」という数字こそ、習近平の発する暗号、「習近平コード」なのだ。
党大会直前に、軍首脳を次々粛清した狙いは何か。北朝鮮の核が、なぜ中国にとっても脅威なのか。党大会の超異例な人事は、本当は何を示すのか。
数々の謎を解けば、「暗号」に込めた野望の全貌と、それを阻む多くのリスクも明らかになる。
暗号と言う観点からは、期待するものはない。