歴史暗号
[テ行 作品]
作品名 帝都東京・隠された地価網の秘密[2]
著者名 秋庭 俊
発行日:1989.12.20
出版社:朝日新聞社
形式:朝日文庫
目次
序 七つの謎
第1章 地下の誕生
第2章 砲台
第3章 暗号地図
第4章 輝く東京
第5章 ダイヤモンドカット
第6章 1‐8計画

ストーリーの概要
帝都の地下は、いつ、だれが計画したものなのか?なぜ地下の真実は隠されているのか?
それはテロ対策・国家防衛のためか、あるいは利権の隠れ蓑か?江戸城の遺構に潜んでいた帝都防衛の原点。戦前、満州の都市計画にも利用されていた秘密の設計思想「1‐8計画」。
隠蔽され続ける地下網には、秘匿されたルーツがあった!関係者への取材と、考古学、建築学、軍事学など多分野にわたる学術資料の精緻な分析を組み合わせ、東京の闇に挑む。

目次の細部
序 七つの謎
・なぜ、品川区に区役所と市役所があるのか ・なぜ、「大鳥神社」が「市役所前なのか ・なぜ、六本木が新宿1丁目なのか
・なぜ、「向島」も「新宿1」なのか ・川の中の1丁目 ・地下鉄、首都高、地図上の「1」 ・1丁目のない町

第1章 地下の誕生
・以前の地面 ・地下に眠る城 ・井戸の中の家 ・江戸の抜け穴 ・水の下に眠る家

第2章 砲台
・帝都の原点はお台場にある ・天子は北辰を背に玉座を占める ・マッカーサーも東京湾には入れなかった
・帝国陸軍の要塞 ・知られざる砲台

第3章 暗号地図
・暗号の起源 ・海の中の道路 ・郵便局位置のこと ・暗号の進化

第4章 輝く東京
・輝くパリ ・輝く東京 ・すでの築かれていた地下網 ・地下拠点・国会議事堂 ・上野公園 ・埋め戻し
・これほど有意義なことはない

第5章 ダイヤモンドカット
・根本的な誤りがある ・「東京近郊」の実施設計 ・幾何学模様の都市計画 ・二重構造の都市計画
・水道の防空 ・皇居大本営防空壕 ・東京大空襲

第6章 1‐8計画
・地下鉄が東京の形を決める ・1−8計画 ・敷設命令 ・東京の地価の形

暗号について
第3章 暗号地図
*暗号の起源 : 古地図(江戸図)の約束事
 1 江戸城を地図の上
 2 紋があるところ、あるいは人名の最初の文字に屋敷の正門。
 3 人名の文字の方向は、屋敷の道筋。
 4 人名の最後の文字に屋敷。
*海の中の道路
 ・「市区改正」の図は地上の計画ではなかった。海の中の道路は、佃島と越中島の砲台を結んでいる。 
*郵便局位置のこと
 ・「市区改正」は、位置が重用だった。郵便局の位置が優先順位3番の意味は?
*暗号の進化
 ・東京全図:「MAP OF TOKYO」の「F」が反対を向いている意味は?
 ・同図:文字の誤り、重要地点を結んだ線に何があるのか
 ・省、部、本、庁、所、校、院は、地下網の交差ポイントか?
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