暗号理論
[ア行 作品]
作品名 暗号と乱数 乱数の統計的検定 (統計学7)
著者名 藤井 光昭
発行日:2018.4.15
出版社:共立出版
形式:A5(ソフト)
目次
第1章 2進法の世界における確率法則
 1 2進法での演算規則
 2 2進法での確率法則
第2章 乱数を用いての暗号化送信における統計的問題
 1 送信と統計的表現
 2 仮説検定について
 3 乱数の扱いと送信の表現
第3章 暗号化送信に用いる乱数の統計的検定
 1 乱数性と統計的検定法
 2 NISTによる一組みの乱数性の統計的検定方法
 3 Non-overlapping Matching Testとその一つの改善策の提案
 4 検討と試み
第4章 二つの0.1数列の和による乱数性の向上
 1 一様性からのずれ
 2 独立性からのずれ

概要
 近年社会において情報セキュリティが注目されているが,統計学的には論じらることが少なかったテーマである。
 メッセージを送信する際のセキュリティ対策として乱数を用いる手法において,その乱数性の良さを統計的に測る手段について論じたのが本書である。
 日本においてもセキュリティ関係の仕事に携わる方々等に関心が持たれている,米国国立機関 NISTが提案した15個の検定方法を中心に解説している。

 統計学に興味のある方には新しい応用分野として,また,情報セキュリティ分野に興味をある方やセキュリティ関係の仕事に携わる方には一つの新しい観点として読める書籍となっている。
 統計学が専門でない方のために,その場の話に合わせる形で統計学上の概念も説明している。
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