暗号理論
「ア行 作品」
作品名 暗号と推理
著者名 辛島 驍
発行日:昭和37年2月20日
出版社:講談社
形式:新書
(ミリオン・ブックス)
目次
T 暗号は何処でもころがっている
U 英・仏・独・ソ・北鮮の諜報機関と暗号
V アメリカのブラック・チェンバー
W わが国の暗号解読班の活動
X 暗号解読のためのトレーニング
Y ニイタカヤマノボレ(コード法)
Z 暗号の作り方と解き方(一)転位法
[ 暗号の作り方と解き方(二)代用式
\ 結語・帽子の中のアルファベット
概要
昭和30年代後半に日本においてこのような本が出版されていたことに敬意と驚きを感じた。暗号後進国の日本においては、暗号についてのまともな出版物は無かった時期である。
暗号についての実例、史実、歴史、小説の中の暗号そして暗号理論の概説等中味は豊富である。理論の部分では読者が暗号の作り方・解き方を体験できるように工夫してある。
著者は、「暗号の恐ろしさと面白さの両面を心がけて書いた」と述べている。


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