作品名 |
ブラック・チェンバー (The American Black Chamber)
米国はいかにして外交暗号を盗んだか |
著者名 |
ハーバート・オー・ヤードレー (Herbert O. Yaedley) |
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発行日:S6.8.5
出版社:大阪毎日新聞社
形式:四六版(ソフト) |
目次
T 米國國務省の暗號室
U MI‐8(陸軍諜報部第8課)
V 隠しインク
W 間諜パトリシア
X 女女間諜 マリア・ド・ヴィクトリア夫人
Y 盗み取った二通のドイツ無線秘電
Z 間諜 パブロ・ワベルスキー
[ 女密偵の活躍(盗み出された暗)
\ 舞台は海外
] 英國暗號解読班
]TLA CHAMBRE NOIRE
]Uヴェルサイユ平和会議
]V労農露国の間諜
]W日本の秘密暗號
]X愈愈華府軍縮会議は迫る
]Yかくして日本の暗號電報は盗読された
]Zほまれの殊勲章
][某国大使の陰謀事件
]\国務省への苦言
]]機密室閉鎖さる(16年の苦闘の終幕) |
概要 |
MI8の責任者だったヤードレーが、機密室(ブラック・チェンバー)閉鎖を恨み内幕を暴露した。内容は目次の通り。
米国務省の暗号解読組織「ブラック・チェンバー」は、12年間の活動の後、新国務卿の命により閉ざされた。
著者は、この秘密の活動も、機密室が破壊されたから秘密を秘めておく理由はないと、この本で暴露した。
特にワシントン軍縮会議における日本の外交暗号の解読により、日本の出方が全て読まれており、日本の交渉が不利になったことが判明し、大反響を起こした。
1999年、荒地出版が再発行した。訳し方が異なる。 |
内容は、暗号戦史的要素も大であるが、暗号理論の面から読んだ方が、参考になると思い、暗号理論に掲載した。 |