暗号理論
[エ行 作品]
作品名 英語遊び
著者名 柳瀬 尚紀
発行日:S57.4.20
出版社:講談社
形式:新書
目次
1 「ああ苦労す!」―アクロステッィク
2 「ゆきずり」のアナグラム劇―アナグラム
3 コンマで命を落とした男―ダブレット、御苦労算、謎なぞ
4 ″三三五五午後ご到着″―発音レッスン
5 男と女のパリンドラマ―パリンドローム
6 ″ぐーすかぐーすか笑う″―オノマトビア
7 お札まっくら―洒落
8 瞬間接着剤でくっつける―ジョイス語入門

概要
英語の勉強の本ではない。英語の中の笑いの本である。日本語にもある各種の知的な笑い、言葉遊びである。
*玄人と素人の間には、八郎徒、七郎徒、六郎徒、五郎徒までいる。
*英語でしゃべる太陽が、夕暮れの天空で月に会い、
 「You're a full Moon.」・・・「されば、かの満月か」と言ったのに、それを月が
 「you're a fool,Moon.」・・・「去れ、ばかの満月か」と聞き違えて大むくれ。
 太陽ですら、ちょっとした発音の正確さを欠くとツキに見放される。
 英語の回文、折句、洒落の言葉遊びもちょっぴり頭をひねるだけで、極上の催笑剤に早変わり。

*アクロステッィク:折句、沓冠
 ・ック行の最初の文字をつないでいくとある意味を持つ言葉になる
 ・英語でも日本語でもできる・・・いろはの「咎なくて死」と言うように暗号にも使われる
*アナグラム:文字置換
*ダブレット:ある一語の綴りの文字を一文字ずつ変えていって別な一語にする。
 ・EAT→FAT、 APE→apt→opt→oat→mat→MAN
*パリンドローム:回文
 ・NOON、LEVEL、 「Dennis Sinned」

inserted by FC2 system