暗号理論
[シ行 作品]
作品名 情報のはなし
著者名 大村 平
発行日:1970.2.5
出版社:日科技連出版社
形式:文庫四六判(ソフト)
目次
1 情報の発見
2 情報の量を知る
3 不確かさを測る
4 エントロピーでクイズを解こう
5 0と1の世界
6 情報を伝える
7 言葉の情報
8 スパイと暗号
9 情報の価値
10 情報を処理する
11 生体と情報
12 コンピュートピアを求めて

概要
情報は、まだ、人類によって完全には理解されてはいないけれど、非常に重要な概念だ。それは、哲学や宗教の根本をゆすぶり、人類の文明に革命をもたらすに違いない。
情報は新しい概念です。物質とエネルギーの概念でつじつまが合っている脳みそをガタピシャとゆすってください。
(まえがきから)・・・・40年近く前の本であるが、基本的概念を分かり易く書いてある。
要旨
8 スパイと暗号・・・・「言葉かくして、くせかくせず」
*スパイはエス・エヌ比専門家
 ・スパイ「ゾルゲ事件」
 ・スパイ活動は、情報を集めてくるので、エス・エヌ比(信号対雑音比)が大きくなる。
  見方のエス・エヌ比を高め、敵のエス・エヌ比を低めること。
 ・陽動作戦、ECM対ECCM
*暗号の作り方
 ・暗号解読の不可欠な要件・・・「使用度数特徴」「連接特徴」「反復特徴」・・・・言語のくせ
 ・「換字式」と「転置式」、それらの複合式等・・・・具体的に説明している。
*暗号を解く
 ・暗号文のくせを見つけて、言語と比較し、芋づる式に暗号と原文との対応を解明。
  ・・・解読の手順を具体的に説明
*暗号の作り方 上級コース
 ・言語のくせをなくすような施策・・・コンピュータにはかなわない。
 ・乱数表の活用・・・分限乱数式暗号
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