量子暗号の開発の歴史、基本的原理を述べ、実用化に進む企業の実態、見通しを述べている。
米国のベネットが1989年実験に成功。ハイゼンベルクの不確定原理により誰かが盗聴すれば、必ず変化が起こり検出できる。故に解読されることの無い暗号だ。NECは、150kmの伝送に成功、2006年には製品化を目指す。量子暗号の伝送距離には限界がある。伝送中に信号が減衰し、途中で増幅すればそこで情報が変化してしまうからだ。そこで量子中継器の開発が必要になる。RSA暗号は数学的法則、量子暗号は物理学的法則。
* 究極の安全暗号を売るのは誰か
・ idクオンティーク(スイス、ジュネーブ)
:伝送路に光ファイバーを使用したシステム。数十Kmにわたる量子暗号の伝送が可能
・ マジック・テクノロジーズ(ニューヨーク)
:伝送路に光ファイバーを使用。100Km崎まで量子暗号鍵を伝送できる。付属のハードウェア及びソフトウェアで既存のネットワークに統合可能
・ NEC(東京)
:2〜3年内に光ファイバーを使った量子暗号システムの製品を発売予定。2004年には150Kmの長距離伝送に成功。
・ キネティック(英国、ファーンバラ)
:大気中で10Km先まで鍵を伝送できるシステムの構築を請け負う。マサチューセッツ州ケンブリッジのBBNテクノロジー社にシステムを提供している。
・その他
富士通、三菱電機等
*実用化に向けての方向
・ ネットワークに組み込み
・ 通信距離の延長
・ 量子メモリーの開発
|