暗号理論
[ケ行 作品]
作品名 現代暗号のしくみ  共通鍵暗号、公開鍵暗号から高機能暗号まで
著者名 中西 透
発行日:20170110
出版社:共立出版
形式:46判(ソフト)
目次
@ 暗号とは
 1.1 暗号の歴史
 1.2 現代の暗号・認証技術の概要
 1.3 本書の構成
A 共通鍵暗号
 2.1 ワンタイムパッド
 2.2 ブロック暗号
 2.3 ブロック暗号のモード
B 公開鍵暗号
 3.1 公開鍵暗号とは?
 3.2 RSA暗号
 3.3 エルガマル暗号
 3.4 楕円曲線暗号
C ハッシュ関数とメッセージ認証
 4.1 ハッシュ関数
 4.2 メッセージ認証MAC
D ディジタル署名
 5.1 ディジタル署名とは
 5.2 ディジタル署名の安全性
 5.3 RSA署名
 5.4 エルガマル署名
 5.5 シュノア署名
E インターネットへの応用
 6.1 サーバ認証
 6.2 公開鍵証明書
 6.3 PKI
 6.4 ハイブリッド暗号
 6.5 SSL / TLS
 6.6 暗号の危殆化
F 高機能暗号
 7.1 双線型写像
 7.2 IDベース暗号
 7.3 検索可能暗号
 7.4 属性ベース暗号
 7.5 放送型暗号
 7.6 準同型暗号
 7.7 グループ署名
G 暗号・認証技術の今後

参考文献
 安全,安心なサイバー社会をつくる暗号のしくみを学ぼう
  (コーディネーター 井上克郎)

概要
 970年代,従来の秘密鍵を共有する共通鍵暗号に加えて,公開鍵暗号と呼ばれる新しい概念が考案された。

 この公開鍵暗号によって鍵の配送が容易になり,インターネットのようなオープンな環境での暗号利用が容易になった。
 また,公開鍵暗号は電子文書の改ざん防止と作成者の確認(認証)が行えるディジタル書名にも応用され,インターネットでのサーバの認証にも利用されるようになった。

 ,このような現代の暗号・認証技術のしくみを,予備知識なしで理解できるように紹介し,暗号・認証技術がインターネットでの安全な通信をどのように実現しているか解説する。
 クラウドなどネットワーク環境の多様化に伴ない,暗号・認証技術の研究は公開鍵暗号・ディジタル署名からさらに進んでおり,その最新の研究の一つである高機能暗号についても平易に解説。
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