暗号理論
[モ行 作品]
作品名 物語・信州ことば遊び事典
著者名 中田 敬三
発行日:2007.5.10
出版社:郷土出版社
形式:46判
目次
第1章 
狂歌
第2章 回文
第3章 いろは歌
第4章 いろはかるた
第5章 折句
第6章 数字歌・数え歌
第7章 なぞなぞ
第8章 早口言葉
第9章 物名と陰題
第10章 名前
第11章 しり取り・都々逸・川柳など
概要
信州には、狂歌・回文・いろは歌などことば遊びの石碑、神社への献額が40基以上ある。信州人は言語遊戯に長けていた。
ことば遊びは人間だけの思考であり、文化である。しかも一定のルールがある。
週刊長野に連載した129回の「ことば遊び入門」と「補遺」整理編集したもの。忌み言葉、替え歌、洒落、敬語、枕詞、暦の大小、あいまい語、新聞の見出し等を割愛したとのことだが残念!
信州とこだわっているが、内容は日本全国共通することも多い。
要旨
ことば遊びの多くは暗号の理論の基礎となる。その点で本書は面白く役立つと思う。
目次の細部を記すことで暗号に関することを感じると思う。
第1章 狂歌
・狂歌略史 ・政治風刺の落首 ・田毎月丸 ・鹿都部真顔の狂歌碑 ・真顔と信州 ・四方側の人たち ・狂詩の碑 ・天才肌の南畝 ・南畝と信州そば ・信州そばを詠んだ狂歌 ・十返舎一九と信州 ・その他の狂歌碑 ・小林一茶の俳諧歌 ・保科五無斎 ・西行法師の伝説 ・信州の名所を詠む

第2章 回文
・回文の歴史 ・吉夢願望に利用 ・回文作家高松名言 ・回文碑を訪ねる ・回文の初歩 ・作りやすい五・七・五形式 ・日本一長い回文 ・ローマ字・漢詩・メロディー ・紀元前の魔術呪文 ・推理小説にも登場 ・「願はくば金、願はくば金」

第3章 いろは歌
・万延元年の碑 ・大鹿村の碑 ・昭和の作家唐木空蝉 ・空蝉のことば遊び作品集 ・「いろは歌」の実例 ・空海作ほか諸説 ・最古の「あめつち」 ・江戸時代に再登場 ・明治から現代まで

第4章 いろはかるた
・ 「柳原ふるさとかるた」 ・関西で誕生 ・和歌の「いろはかるた」 ・生活に浸透 ・「いろは」から生まれた言葉 ・「いろは歌」を作る

第5章 折句
・六字の名号碑 ・最古の言葉遊びの一つ ・古今東西に傑作 ・人名遊びや記憶法 ・兼好法師の無心

第6章 数字歌・数え歌
・軽井沢に数字歌碑 ・数字の記憶術 ・『万葉集』に九九 ・民謡・子守歌に ・作者不明が多い ・平安末期に原型 ・最古は中国の詩 ・数え歌から符丁

第7章 なぞなぞ
・「何ぞ」が「謎」に ・『徒然草』に超難問 ・信州に伝わるなぞなぞ ・王朝時代の遊び ・楽しい万葉仮名

第8章 早口言葉
・歌舞伎十八番「外郎売」 ・信州の早目言葉 ・早目言葉の作り方 ・読み上げる話芸 ・英語の早目言葉 ・鳥獣の鳴き声歌

第9章 物名と陰題
・ 『枕草子』に発想 ・『梁塵秘抄』から ・『曽我物語』の紋 ・「恋の山手線」 ・県下地名づくし ・歌に名前を隠す ・和歌に十の物の名

第10章 名前
・駅名の遊び ・九五八駅名の回文 ・ユーモラスな名 ・幕府が難読調査 ・身近にも難読地名

第11章 しり取り・都々逸・川柳など
・しり収り(「いろは」の文字鎖・文字鎖の歴史・駅名綴る文字鎖・芭蕉の「鹿嶋詣」) ・清濁(清濁で意味が違う・姥捨古歌に清濁・半濁音は近世に) ・文字の綴り替え(シェークスピアとベーコン・四種類のアナグラム・歌の各行をアナグラム) ・畳語・畳音(同じ語・音の繰り返し・江戸時代、技巧的に/歌謡曲詞や落語にも) ・川柳と都々逸(都々逸は囃し言葉・信州題材の川柳・祭礼に川柳灯龍・飯島花月・都々逸・川柳碑) ・その他の言葉遊び(邪馬毫詩・倒言・一字替え・押韻・判じ物・クロスワード・はめ字など)
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