暗号理論
[タ行 作品]
作品名 セキュリティの素朴な疑問  (「日系パソコン20101213」所収)
著者名 勝村 幸博
発行日:2010.12.13
出版社:日系BP社
形式:雑誌
目次
* ウイルス
* 迷惑メール
* ネット詐欺
* 脆弱性
* 暗号
* ファイル共有ソフト
* 不正アクセス
* パスワード
概要
 パソコンやネットを利用する上で、セキュリティの知識は不可欠。おろそかにすると、自分が被害に遭うだけではなく、ほかのユーザーにも迷惑をかける。とはいえ、セキュリティ関連の用語や技術は難解に思える場合が多い。
 「重要なのは分かるけど、内容はよく分からない」と疑問を抱いているユーザーも少なくないだろう。だが案ずることはない。
要旨
* ウイルス
 ・ウイルスとは悪質なプログラムのこと
 ・実行すると感染、実行しなくても感染の恐れ
 ・ウイルスはどこからでもやってくる
 ・ウイルス作者は「愉快犯」から「犯罪組織」へ
 ・被害はさまざま、人生が台無しになることもある
 ・ウイルスソフトだけでは不十分

* 迷惑メール
 ・目的はさまざま、ダイレクトメールだけではない
 ・お金がもうかる、だからなくならない
 ・「ボットネット」から大量送信
 ・海外のコンピューターからも送信
 ・アドレスを教えなくても送られてくる

* ネット詐欺
 ・ネット詐欺の四天王・・・ワンクリック詐欺、偽ソフト詐欺、フィシング詐欺、オークション詐欺
 ・「有料サイトに登録しました」、料金請求で脅す
 ・駆除したければ「有料版」を買って下さい
 ・「すぐにログインを」、の偽メールで「釣る」
 ・「お買い得です!」、実際は「空出品」

* 脆弱性
 ・「脆弱性」はソフトウエアのセキュリティ欠陥
 ・ダブルクリックしなくてもウイルス感染
 ・安全なはずの文書ファイルも「危機」に
 ・ツールで最新版かどうかをチェック
 ・パッチが存在しない「ゼロデイ攻撃」

* 暗号
 ・「鍵」を使って「特定のルール」で変換
 ・鍵を「公開」できる暗号もある
 ・SSLは公開鍵と共通鍵のハイブリッド
 ・Officeや圧縮ソフトでは標準装備
 ・ビジネス向けOSは暗号化機能が充実
 ・古い暗号が使えなくなる「2010問題」

* ファイル共有ソフト
 ・「ピアツーピア」でファイルを共有
 ・「著作権侵害」が6割以上、20件に1件はウイルス
 ・大事なファイルとウイルスを圧縮して公開
 ・アイコン偽装で動画に見せかける
 ・ファイルを破壊するウイルスも
 ・対策は「使わないこと」に尽きる

* 不正アクセス
 ・許可されていないアクセスはすべて「不正」
 ・なりすまされると被害甚大
 ・パスワードはこうして盗まれる
 ・標的にされやすいWebサーバー
 ・改ざんしてウイルスの「わな」を仕込む
 ・一般ユーザーもサイト管理者も対策を

* パスワード
 ・パスワードの破り方はさまざま
 ・単純なパスワードは瞬時に破られる
 ・ありがちなパスワードもすぐ破られる
 ・独自ルールで「複雑」かつ「忘れにくく」
 ・「記号」を入れると強くなる
 ・覚えられなけらばメモする
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