* 日本最大のスパイ事件。ゾルゲは収集した機密情報を無線でモスクワに送っていたが、手紙や荷物の郵便物、連絡員の活用もあった。
* ゾルゲは偽名が好きだった。
・正規な妻「エカテリーナ・マクシーモワ」(カチューシャ(女優))に対しては:イーカー、イー
・尾崎秀美、アグネス・メドレーに対しては:ジョンソン(尾崎はジョンソンを本名かと思っていた
・暗号文や通信文では:フレスリ、レオナルド、ブックス、インソン、ラムザイ
・仲間のコードネーム
ブランコ・ヴーケリッチ:ジゴロ、イント
マックス・クラウゼン:フリッツ、イゾップ
宮城余徳:ジョー、インタリー
尾崎秀美:オットー、インベスト
・その他
オットー大使:アンナ、リッペンドロップ:リヒアルト、松岡洋右:マックス
*暗号とサイファー
・交信日時の連絡法
・電文を数字化、乱数を使用して送信・・・ロシアは暗号数学が発達した国
*数字化プラス乱数表
・通信文を数字化・・・「A,E,R,S,T,N,O,I」の8文字は頻度が高いので一桁の数字、他を二桁数字
・独逸政府統計局の「独逸国統計年鑑」を乱数表として活用
・受け取ったソ連諜報当局でさえ翻訳出来なかった通信文もある。
(戦史的要素もあるが、内容は暗号面の分析論文なので暗号理論に分類) |