作品名 |
第二次世界大戦期に於ける日本人数学者の戦時研究 |
著者名 |
木村 洋 |
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発行日:2002
出版社:数理解析研究所
形式:講究録(NET資料)
(1257巻) |
目次
1 目的
2 学術研究会議における数学者の研究動員
3 学術研究会議以外のルートによる戦時研究
4 総括
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概要 |
1 目的
* この領域の研究はほとんどなされていない。公開論文をある程度網羅し、具体的に記述、評価
2 学術研究会議における数学者の研究動員 * 1943年、学術研究会議は戦時研究班を200余り設置し、1945年1月に再編した。
2.1 学術研究会議第1部第3研究班
2.2 学術研究会議第1部第8研究班
3 学術研究会議以外のルートによる戦時研究
3.1 計算法
3.2 航空力学
3.3 弾道学
3.4 暗号
3.5 幾何光学
3.6 数理統計学・品質管理
3.7 OR
3.8 電気工学
4 総括
* 本論文はダイジェスト版であり、厳密な議論は後日行うこととする。
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要旨 |
3.4 暗号
* 1942年末、陸軍の釜賀は、字差理論森嶋太郎から示唆を受け感銘した。
・ 1943年7月10日第1回会合・・・10月まで毎週実施、10月以降も月に1〜2回
・1944年4月3日、陸軍数学研究会発足・・・陸軍暗号の画期的向上と敵国の暗号解読法の発見を目指した。
・会長:額田大本営第3部長、副会長:高木貞治、幹事:金子大本営暗号班長
・研究会の研究の概要が記述されている。 |