暗号戦史
「ア行 作品」
作品名 暗号名ウルトラ 山本長官機を撃墜す    (「文藝春秋S55.5号」所収)
著者名 原 勝洋
発行日:1980.5.1
出版社:文藝春秋
形式:雑誌
目次
「なし」 
ストーリー(暗号)の概要
37年ぶりに解明された山本五十六戦死のナゾ

* 米軍の情報源はウルトラ
 ・合衆国太平洋司令長官(ニミッツ)から合衆国艦隊司令長官(キング)への秘密文書
  ・・・この報告はULTRAから入手している→ウルトラとはなんだ?
* 貴殿に役立つ資料はない
 ・日本外交暗号の解読情報・・・マジック
 ・英による暗号解読情報・・・ウルトラ → では英のウルトラ情報が?
 ・長田氏の「暗号」、IBMのテープの確認
* 山本長官に関する戦闘情報
 ・通信情報から得た事は記録あり・・・ウルトラ情報は確認できず
 ・太平洋艦隊司令部情報活動報告書・「太平洋艦隊の通信部」に「ウルトラ」
  → 最高秘密より遥かに高度な秘密区分
* アメリカへ行けば・・・
 ・通信命令書「ウルトラ電報の取扱と経路」
  → 通信情報、最高情報、2部作製・・・・何時、誰が命名したのか?
 ・1942.6.20「合衆国艦隊司令長官」秘密番号0325520
  → 暗号解読または″特別”情報・・・・電文の冒頭部分に"ULTRA"または、"SUPER"と書く
* 4年ぶりのアラード博士
 ・両院合同委員会の真珠湾攻撃の調査・・・ウルトラの情報資料あり
 ・山本長官は、ぼうじゅされた電報により撃墜された
* 青い電報用紙
 ・宮内氏の「新高山登れ1208」参照
 ・カーン・・・最高機密用の青い電報用紙を出撃隊員に手渡した
* どれも素晴らしい記録文書
 ・国立記録保存書:マジック局等要約、暗号に関する六つの講演、Uボート作戦、連合軍通信情報等
 ・ウルトラに関するメッセージの受領と配布は特別連絡班が行う
* 圧倒される記録文書
 ・ニミッツの確認書、電報綴
  → 特典地点略号表其の二・・・RR、RXZ、EXPは解読された
 ・ULTRA、SUPER、MOST SECRET、HICOM
* 日本の技術を分析する米国
 ・スティーブンソン「イントレピッドと呼ばれた男」、映画「トラ・トラ・トラ」
 ・南西太平洋戦域司令部陸軍情報班「敵状要約」
* 潜水艦乗員の証言
 ・「イ―1号潜水艦」捕虜の証言
* 厚い秘密の壁
 ・米海軍省海軍安全保全グループ、航空隊安全保全サービス部からの回答・・・公刊戦史の紹介
  暗号解読の概要が記述されていた
* 日本軍の無線は傍受された
 ・マッカーサーも利用していた。
* 最後の望みは四通の手紙
* ついに電報をつきとめた
 ・秘密解除になった電報・・・175通の電報コピーを入手
* 六行のために費やした三年
 ・機密第131755電・・・解読されていたことを確認。米の秘密保持。
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