暗号戦史
「ア行 作品」
作品名 明石元次郎大佐    日露インテリジェンス戦争を制した天才情報参謀
著者名 前坂 俊之
発行日:2011.1.27
出版社:新人物往来社
形式:四六判
目次
第1章 ヨーロッパ列強の世界侵略でアジアは餌食に
第2章 ロシアの大膨張と南下政策
第3章 西欧列強の中国・朝鮮争奪合戦
第4章 陸軍参謀本部の父・川上操六のインテリジェンス
第5章 明石工作全文『落花流水』(現代訳)を読み解く
第6章 『明石工作』と日露インテリジェンス
第7章 日露戦争最大の勝因は日英軍事インテリジェンス
第8章 『明石工作』の現代への教訓―トップリーダーのインテリジェンス
ストーリーの概要
 『落花流水』の現代語訳:!ヨーロッパを股にかけた大謀略「明石工作」の全容を記した極秘文書
 当時の金で百万円(国家予算二億三千万円)という、資金を陸軍が出した、世界のスパイ史上例のない諜報防謀略活動。
 128枚ののぼる長文の報告書「落花流水」・・・旧漢字、旧仮名、文語体で難解読みづらい。
 第1章では、明治維新と日本開国、西欧列強の餌食となったインド、東南アジア、中国、そして日本へとヨーロッパ列強の世界侵略の状況を述べている。
 第2章では、ユーラシア大陸の北方全土の拡大、ロシアの南下政策の中での日露戦争の原因を述べている。
 第3章では、西欧列強の脅威下でのみ込まれる日中韓の状況を
 第4章では、明治のトップリーダーの国家戦略、インテリジェンスを
 第5章で主題の「落花流水」の現代語訳が書かれている。
 第6章では、暗号戦争を始めとする日露間の情報戦争の状況が
 第7章では、英軍との共同、英軍による側面支援、そして海軍による無線通信の活用等について
 第8章では、戦争終結のタイミング、情報に疎い日本の特質等が書かれている。
暗号について
第6章 『明石工作』と日露インテリジェンス
*「暗号戦争」では敗北続き
 ・ワシントン条約の際の米ブラックチェンバーによる傍受、解読
 ・太平洋戦争では、開戦時及び山本長官撃墜時の暗号解読
 ・日露戦争では、外務省暗号がロシアに解読されていた。
 ・パリ公使館で電信符号書が盗読される。
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